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昨日はセブンネットで購入した「モスラ対ゴジラ」を観ましたので、その事について書こうと思います。

巨大台風の影響で、モスラの卵が日本の海に来てしまった。
しかもゴジラまで現れ、その卵を狙っていた。
親モスラは卵を守る為にゴジラと戦うが、元々寿命が近かった事もあって、途中で死亡してしまった。
だが、まだ希望はあった。
卵から生まれた双子のモスラは、すぐにゴジラの後を追った…。

平和の使者モスラとの戦いを描いた、人気シリーズ第4弾。
その事もあってゴジラは徹底的に悪役として描かれていますが、こういう所は後の作品に描かれる、善の怪獣と悪の怪獣の戦いの元祖と言えるでしょう。
僕は小さい頃から本作が好きで、よくビデオを借りて観ていたのですが、今回久しぶりに観て、改めてその出来の良さや面白さを感じました。
「モスラ対ゴジラ」は勧善懲悪のシンプルなストーリーですが、子供向けになっている事もなく、大人向けになり過ぎている事もなく、誰でも楽しめるようになっており、バランスが取れている気がしました。
また後の作品に登場する怪獣は、変に人間臭い動きがあったりしますが、本作ではそんな人間臭い所がなく、仕草に動物らしさがあって、大変リアルだと思いました。
改めて中島春雄さんの偉大さや、凄さを思い知りました。
怪獣役者は沢山いますが、やっぱり中島さんは別格ですね。
まるで本物の生き物みたいに、ちゃんと演技出来る怪獣役者は、中島さんだけではないでしょうか？
しかし実際は一部のシーンを、先輩俳優の手塚勝巳さんが演じている為、どこまで中島さんが演じてるかどうかは分かりませんが（笑）。
またゴジラのもう1つのテーマ曲と言える「ゴジラの猛威」も、本作で現在よく聞かれるバージョンが初登場しており（初代で既に使用されてはいるが、キーがかなり低く、3作目では変な風にアレンジされていた）、こちらにも注目です。
このように、あらゆる面でゴジラ映画の基礎を作ったとも言え（これ以前では、まだ若干作りが定まっていない感じがする）、まさに名作中の名作だと思います。


スタッフ

本編
製作：清水雅
製作補：森岩雄
企画：藤本真澄
脚本：関沢新一
音楽：伊福部昭
撮影：小泉一
美術監督：北猛夫
録音：矢野口文雄
照明：小島正七
編集：藤井良平
チーフ助監督：梶田興治
製作担当者：森本朴
スチール：土屋次郎
整音：下永尚
音響効果：西本定正
現像：東京現像所
プロデューサー：田中友幸
監督：本多猪四郎

特殊技術
特技監督：円谷英二
撮影：有川貞昌、富岡素敬
撮影助手：川北紘一
美術：渡辺明
照明：岸田九一郎
造形チーフ：利光貞三
繰演：中代文雄
チーフ助監督：中野昭慶
製作担当者：小池忠司

特殊視覚効果
合成：向山宏
光学撮影：真野田幸雄、飯塚定雄

キャスト
酒井市郎：宝田明
中西純子：星由里子
三浦博士：小泉博
中村二郎：藤木悠
熊山：田島義文
虎畑二郎：佐原健二
丸田デスク：田崎潤
対策本部長：藤田進
神主：沢村いき雄
小美人：ザ・ピーナッツ
インファント島長老：小杉義男
網元：谷晃
漁民A：大村千吉
漁民B：中山豊
漁民C：岩本弘司
漁民D：宇野晃司
漁民E：熊谷二良
漁民F：土屋詩朗
漁民G：安芸津広
県会議員：田武謙三
警察幹部：大友伸
老校長：佐田豊
女教員：八代美紀
船着場の警官：堤康久
船員：山本廉
大使：ハロルド・コンウェイ（海外版での登場）
記者：オスマン・ユセフ（海外版での登場）
ゴジラ：中島春雄、手塚勝巳（補佐）

劇中の一部です↓

1枚目はhttp://www.geekytechguy.net/index.php?category=2&topic=4&article=72からで、2枚目はsamuraiの気になる映画 「モスラ対ゴジラ」から。
参考はモスラ対ゴジラ - Wikipedia。