昨日は近くの図書館で借りて来たアニメや映画の1本、「小公女セーラ」を観ましたので、その事について書きます。



10歳の少女、セーラ・クルーは、インドで、実業家の父、ラルフ・クルーの一人娘として不自由のない生活を送っていたが、寄宿学校に入学するため、父の郷里であるロンドンにやってくる。 父の希望もあり、入学したミンチン女子学院では特別寄宿生として優遇されるが、それを自慢する事もなく、母を亡くして寂しがるロッティの母親代わりになったり、田舎から雇われて来た少女、ベッキーを庇うなど、たちまちみんなの人気者になる。だがそれまで生徒たちのリーダー的立場であったラビニアと、貧しい育ちから成り上がったミンチン院長のコンプレックスを刺激したとして、悪意に近い感情を抱かれてしまう。 しかしそんなセーラが11歳の誕生日の時に、父親が破産し病死するという不幸が訪れる。何とか引き続き学院で暮らす事になったセーラだったが、使用人として働く事になり、さらにラビニアとミンチン院長から、様々ないじめや嫌がらせを受けてしまう…。



1985年に作られた、名作アニメの1本。
僕が観たバージョンは2001年に90分に収めて作られた編集編で、所々カットされている部分がありますが、まぁそんなに気になるレベルではないと思います。
さて小公女セーラといいましたら、いじめや嫌がらせシーンが有名ですが、働き過ぎで倒れてしまう、さらに病気だというのに仮病だと勝手に決め付けられて無理矢理働かせようとするなど、何だか現代社会を見ているようでした。まるで過労死とブラック企業だな…。
セーラも非常に優しい性格で、凄く良い子なのは分かりましたが、ちょっと良い人過ぎる感じがありました。あれでは良いようにこき使われても仕方ないかも。それでも最後になって彼女が救われるシーンでは、本当に良かったですし、「ミンチンざまぁwww」と思いましたが(笑)。
そういえば「クレヨンしんちゃん」の原作漫画第20巻に、本作のパロディがありましたが、良い意味で笑える内容になっていました(笑)。


スタッフ
演出:黒川文男
絵コンテ:黒川文男、黒田昌郎、楠葉宏三、鈴木孝義
プロデューサー:中島順三
原作:フランシス・ホジソン・バーネット「小公女」
脚本:中西隆三、椋露地桂子
キャラクターデザイン:才田俊次
作画監督:山崎登志樹、大谷敦子、才田俊次、石井邦幸
美術監督:沼井信朗
美術設定:川本征平
撮影監督:黒木敬七
音楽:樋口康雄



キャスト
セーラ・クルー:島本須美
ラルフ・クルー:銀河万丈
ピーター:坂本千夏
アーメンガード:八百坂万紀
ロッティ:渡辺菜生子
ベッキー鈴木みえ
マリア・ミンチン:中西妙子
ラビニア:山田栄子
クリスフォード:仲村秀生
ラムダス:田中秀幸


動画もありますので、もし良ければどうぞ↓

1枚目はDVDラベル| 小公女セーラ|映画DVD「さ」行からで、2枚目は「小公女セーラ」 アニメの森から。


参考
TV アニメ 小公女(プリンセス)セーラ - allcinema
小公女セーラとは - はてなキーワード
小公女セーラ - Wikipedia