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昨日は前から観たかった「White Pongo(ホワイト・ポンゴ)」を観ましたので、その事について書きます。
ストーリー
時は1945年のアフリカ。原住民に「聖なる猿」と恐れ敬われている白いゴリラの噂があった。博士たち探検隊一行は、この白いゴリラこそ、人類の進化の歴史上最大の謎とされる「ミッシング・リンク」だとにらみ、聖なるホワイト・ポンゴ捕獲へと旅立つのだ。
解説&感想
世にも珍しい白いゴリラを探す探検隊を描いた冒険映画。
一応ゴリラをモンスターとして扱った作品の1本ではありますが、音楽が妙に明るく、主役のホワイト・ポンゴもヒロインに惚れた為に見つからないようにその後を追うなど、どこかコミカルな印象がある作品でした。
ただこの手の作品にしては珍しくゴリラが複数登場したり、ラストシーンのみですがゴリラ同士の戦いがあるなど、他のゴリラ映画では見られないシーンがいくつかあり、中々新鮮味がありました。
特にゴリラ同士の戦いについては、スーツアクターのアクションや演技の良さもあって、結構見応えがあります。しかし木の棒を使った叩き合いがメインだった為、素手の格闘が殆どなかったのはちょっと残念でした。どうせなら武器を一切使わず、叩き合う・組み合う・ぶつかり合う・噛みつき合うといった、動物的な動きでやってほしかったです。
他にもライオンとの絡みもあったのですが、ライオンの登場シーンは他の作品からの流用だったせいか(その事もあって、そこだけ映像の質が違う)両者が戦う事はなく、ただ単に追い払う程度で済ませてしまったのも物足りなかったです。出来ればジョニー・ワイズミュラーのターザンのように、スピード感溢れるバトルを繰り広げてほしかったです。
さて主役のホワイト・ポンゴについてですが、見た目は雪男か「コングの復讐」のキコ(キング・コングの息子とされる白いゴリラ。キイコという表記もある)、「ウルトラマン」シリーズのウーの毛を短くしたかのような印象があり、正直ミッシング・リンクのイメージはまったくありません。それにポンゴってオランウータンの学名らしいですし、その時点でミッシング・リンクとは別物だろうと言いたくなりますが、実際はどうなんでしょう(笑)?
そうそう、白いゴリラで思い出したのですが、実際に白いゴリラがこの世にいた事をご存知でしょうか?スペインのバルセロナ動物園にいたそうですが、元々高齢だったらしく残念ながら今は他界してるそうです。ちなみにそのゴリラには子供だけでなく孫もいたそうですが、色は白ではなく本当に普通のゴリラだそうです。詳しくはこちら。
スタッフ
監督:サム・ニューフィールド
脚本/原案:レイモンド・L・シュロック
制作:ジグムント・ノイフェルト
撮影:ジャック・グリーンハル
編集:ホルブルック・N・トッド
アートディレクション:エドワード・C・ジュエル
特殊効果:レイ・マーサー
キャスト
ジェフリー・ビショップ:リチャード・フレイザー
パメラ・ブラグドン:マリス・ウリクソン
ピーター・フォン・ドーン:ライオネル・ロイス
ハンス・クロゲート:アル・エベン
ハリー・ブラグドン卿:ゴードン・リチャーズ
クライブ・カーズウェル:マイケル・ダイン
バクスター:ジョージ・ロイド
ケント博士:ラリー・スティアーズ
ガンダーソン:ミルトン・キビー
ゲリグ博士:エゴン・ブリーチャー
マンボー・ジャンボー:ジョエル・フルウレン
ホワイト・ポンゴ:レイ・コリガン(ノンクレジット)
本編はこちら↓
1枚目:映画 White Pongo MOVIE-FAN(参考にも使った)
2枚目:Club Blog-Gamo Bazil's Blog of B ゴリラの怪獣キングポンゴ対ゴリラ─White Pongo(参考にも使った)
参考
White Pongo 1945
White Pongo - Wikipedia, the free encyclopedia
White Pongo (1945) - IMDb