昨日はウル魔の最新エピソードを読みましたので、その事について書きます。


ストーリー
次の日の朝、新東方号の製作はいつものように進められた。
だがベアトリスが、昨日と明らかに違っていた。
昨日は傲慢で態度の悪さが目立ったが、今回は随分大人しくて謙虚になっていた。
その理由は、ミシェルとのやりとりが大きく影響していた。
昨日の出来事でベアトリスは、平民に対してすっかり恐怖心を持ってしまったが、そんな彼女を救ったのがミシェルだった。
ミシェルはこれからどうすれば良いのか分からず、困っているベアトリスに色々とアドバイスをし、お互い友達になる事を約束した。
だがそんな時、別のところで警備任務についているはずであったサリュアがやって来た。
本来彼女は陽気でお人よしの性格なのだが、今の彼女は陰気で見た目も死人のようであった。
サリュアはその場から立ち去るが、気になったミシェル達は後を追う事にした。
サリュアの後を追ってみると、使われていない倉庫街に着いた。
そこでミシェル達は、サリュアがプレート爆弾で街を爆破しようと企んでいる事を知る。
ミシェル達はこれを止める為に戦いを挑むが、逆に返り討ちにあってしまう。
ベアトリスは心配になって顔を出すが、後から現れたボーグ星人によって踏み殺されそうになってしまう。
もう駄目だと思ったそんな時、彼女達のピンチを救ったのは例の風来坊だった。
しかも爆弾は、その風来坊がみんな回収してしまったという。
風来坊の登場にボーグ星人は驚きつつも、もし任務に失敗した事がヤプールにバレたら殺されるかもしれないという恐怖心から、サリュアに風来坊を殺すよう命じるが、彼女はあっさり倒されてしまった。
部下を倒されてしまったボーグ星人は風来坊に戦いを挑むが、いくつもの戦いを得て成長した彼の敵ではなかった。
とうとう本当に後がなくなったボーグ星人は巨大化するが、風来坊はまったく慌てる事もなく、手元の時計をちらりと見ると奴に背を向けた。
すると次の瞬間、ボーグ星人は爆死してしまった。実はさっき風来坊に投げられた時、自分の体にプレート弾をつけられていたのだが、怒りに我を忘れていた為気が付かなかったのだった。
こうして新東方号は守られ、ミシェル達も風来坊によって無事救出された。
ミシェル達はこの風来坊に一体何者なのかと質問するが、彼は文字通り風のように消えてしまった。


解説&感想
前回の続きで、ベアトリスを主役にした最後のエピソードです。
さっきまで傲慢さが目立っていたベアトリスでしたが、今回はそういう所がなく、彼女の成長が見られたのは嬉しかったです。
彼女の成長はミシェルのおかげだと思うのですが、才人のおかげで救われたミシェルが、今度は逆に人助けをするというのは、ウルトラ戦士達から才人へ、才人からミシェルへと意志や思いが受け継がれているのが分かり、大変嬉しく思いました。
それとボーグ星人についてですが、てっきり巨大化した後セブンと戦うと思ったのですが、まったくそうなる事はなく人間の姿のまま倒すという、アイアンキングのような展開となりました。これは意外だ。
ウルトラセブンがハルケギニアで活躍する日は、まだまだ先の事になりそうです。



今回はこのエピソードに合った曲が沢山ありましたので、それを一気に紹介します↓

3:49〜4:46の曲はミシェル達がサリュアの後を追う部分を描いた、「姫君、すいませんが予定を変えさせていただきます!」から、「さびた鉄がこすれる嫌な音を立てて扉が開く。口を開けた闇の中に、ミシェルは先頭を切って飛び込んでいった」までに使うのが良いと思います。全体的に良くない事・トラブルが起きつつある事を現していると思ったからです。
7:26〜9:05の曲はミシェル達とサリュアとの戦いを描いた、「高速の斬撃がミシェルの首筋を狙った。」から、「呼びかけてもサリュアは眉ひとつ動かさない。」までに使うのが合ってると思います。スピード感と緊張感があり、主人公が敵との戦いに苦戦しているのを現していると思ったからです。
1:38〜3:48の曲はミシェルとベアトリスのピンチを描いた、「あざ笑いながら説明するボーグ星人に、ミシェルは全身の血液が沸騰する感じを覚えた。」から、「やめろというミシェルたちの叫びと、ベアトリスの断末魔の悲痛な声がこだまする。」までに使うのが良いと思います。絶望感溢れる救いようのない作りになっている為、状況的にかなり合うではないかと思います。



スーパードンキーコング」のモンキーマインズにある、「ストップ&ゴーステーション」のテーマです。
光が殆どない不気味で暗闇の場所という雰囲気があり、僕としては「サリュア! どこにいる」から「副長、よくぞ気づかれましたね。さすがです……ですが手遅れでしたね。あと十数分もすれば、この造船所は私の仕掛けた八つのプレート爆弾によって跡形もなく吹き飛んでしまうでしょう」までに使うのが良いと思います。




ボーズ星人の登場シーンで流れたBGMです。
恐るべき事が起きたという感じがあり、僕としては「なっ! なんだと!?」から、「ご心配なく、この場所にいれば爆発の被害からは免れられます。ですが、あなたがたは爆発を待たずにここで始末をつけてあげましょう」までに使うのが良いと思います。
その曲は10:04〜10:37まで聞けます。




曲ではありませんが、風来坊がミシェル達のピンチに駆け付けた時の効果音は、「ウルトラマンメビウス」に客演した時の、おおとりゲンの登場シーンで使われた物を使用するのが良いと思います。いかにもヒーロー登場という感じがあるからです。1:10で聞けます。文章で言いますと「そこまでだ、ボーグ星人」を言い終えたすぐ後です。




風来坊が改造されたサリュアとボーグ星人と戦うシーンでは、ウルトラセブンとゴドラ星人との戦いで流れたBGMを使うのが良いと思います。
風来坊=セブンなわけですが、この時はセブンである事を隠していますし、明らかにセブンの音楽を使うのはどうかと思い、ヒーローらしい雰囲気があるこの曲が良いと思いました。
0:53から最後まで聞けます。文章で言いますと「ボーグ星人の命令に従い、サリュアが風来坊に襲い掛かっていく。」から、「振り返った風来坊の視線の先で、倒れたボーグ星人は背中から煙を噴き上げて、もう動くことはなかった。」までです。


ウルトラマンレオの曲が殆どになってしまいましたが、どの曲も状況にぴったり合っていると思いますので、興味のある方は是非これらの曲を聴きながら読んでみてください。


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