今日は円谷プロが手掛けた「大怪獣バトル」シリーズについて話したい事がありますので、それを書きます。


「大怪獣バトル」シリーズは、それまでやられ役に過ぎなかった怪獣達に焦点を当て、さらに昔から人気怪獣であったゴモラが主人公である事が話題になった、人気アーケードゲームで、後にテレビ番組も作られました。
ほぼ全てのウルトラ怪獣が登場し、必ずと言っていい程、怪獣同士の戦いが描かれるのですが、僕はどうも「大怪獣バトル」シリーズが好きになれません。
どうしてかと言いますと、怪獣の戦い方が変に人間臭い動きで、見ていて非常に不自然でありリアルさが感じられず、あの演技にどうも満足出来ないからです。
昔は噛み付く・叩き合う・ぶつかり合うといった、実に生物感溢れるものだったのに、どうして今現在の怪獣には、それがないのでしょうか?
僕に言わせれば、あんなの怪獣の動きではありません。本当に中に人が入っているとしか思えません。
思わず「俺がやりたいよ」と言いたくなっちゃいました。
今の円谷作品でスーツアクターをやっている方々は、キャスタッフに所属しているらしいのですが、この演技とアクションを見た限りでは、僕はキャスタッフに所属したいとは思いませんね…。
それと怪獣自体も、何だかムシキング恐竜キングのような、幼児向けアニメに登場するモンスターと同レベルになってしまい、それまでの作品にあった神秘的な感じや、生物ならではの生々しさや威厳が失われ、格が下がってしまった感じが否めません。生物というより、本当にただのキャラクターって感じです。
また人間のキャラクターも変にアニメを意識しているせいか、どう見てもコスプレをしているようにしか見えず、無理しているようにしか見えません…。
やはりこういうのは二次元には合っても、三次元には合わないって事を、
改めて思います。


他の作品と比べると、どうも幼稚な感じがある「大怪獣バトル」。
円谷さんには申し訳ないけど、「あなた達の力は、こんなもんじゃないだろ」と言いたいです。

これらが僕が「大怪獣バトル」シリーズを、好きになれない理由です。
YouTubeで何話か観た事がありましたが、もう観る気はありませんね…正直…。


ただ良い所もあります。
昔の怪獣ではどんな状況でも、鳴き声が変わる事が殆どありませんでしたが、この作品では痛い時は、本当に痛そうな声を出しますし、疲れている時はちゃんと疲れている声を出しますし、怒っている時はちゃんと怒っている声を出します。
この自然がある所ですね。


ゴモラが主役なのが駄目というのではなく、問題はそれ以外にあると思います。
画像はhttp://www.daikaijyu.com/interview02.htmlから。



次は前から紹介したかった、
気になった動画や気に入った動画を紹介していきます!!

平成ゴジラシリーズから、ミレニアムシリーズまで使われた音楽の傑作を集めた動画です。平成ゴジラシリーズ世代の僕にとって、そのシリーズの音楽が流れると、当時を思い出して懐かしい気分になりました!
ですが平成シリーズの公開当時では、どちらかというと昭和シリーズの方が好きで、平成シリーズはそんなに好きにはなれませんでした。
しかしミレニアムシリーズの出来に失望し、久々に平成シリーズを観たら、いかにこちらの方が素晴らしいかという事に改めて気付き、好きになったって感じです。考えてみたら平成シリーズでは、田中友幸さんや伊福部昭さんといった、昔からシリーズを手掛けているお馴染みのメンバーがいたんですね。




ゴジラ怪獣大乱闘」の最新作「Godzilla: Unleashed」で、「メカゴジラの逆襲」(1975)を再現したものです。
ゴジラ同士の対決シーンは、正直いらないだろうと思いましたが、それ以外は中々凝っていると思いますので、ファンなら観て損はないでしょう。




このブログで何度も紹介した、「肢体を洗う」の紹介映像です。
この不気味な音楽と怖すぎる女の声が、より一層映像を盛り上げます!
それとこの女の声についてですが、あまりにも怖すぎるので、こういうのが苦手な人は観ない方が良いかもしれません。

余談になりますが、この不気味な音楽は「ウルトラQ」の「悪魔っ子」に使えそうと思うのは僕だけでしょうか?
怪獣ブログにある、怪獣掲示板にも同じ事を書きましたけどね(笑)。