今日は日本と海外の怪獣映画について話したい事がありますので、その事を書きます。

まず怪獣映画は日本だけのジャンルだと思われます。まぁそう思っても仕方のない事でしょう。http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/20090308でも書きましたが、日本の怪獣はただのモンスターではなく、生物を超えた生物として描かれます。
これは単なるモンスターで終わってしまう他の国では、そんなに見られない事です。
これが日本が怪獣大国と言われる理由だと思います。
しかし他にも怪獣モンスター大国と呼ぶに相応しい国があります。

それはアメリカです。何故アメリカなのか?その理由はアメリカも非常にモンスターが多く、一般の知名度が高いものもあれば、マニアックな人気があるなど種類が様々で、中には日本の怪獣に影響を与えたものも沢山いるからです。

例えば皆さんがよく知っているドラキュラやフランケンシュタインの怪物、狼男、ミイラ男は実はユニバーサル映画の功績が非常に大きいのです。

ドラキュラは原作では、いかにも化け物然とした姿をしているのですが、「魔人ドラキュラ」(1931)でベラ・ルゴシが演じたドラキュラが、あの有名な黒い紳士服を来た姿で、この映画の歴史的大ヒットに寄り、あの姿が完全に固定されました。

フランケンシュタインの怪物も、ボリス・カーロフの演技力や、ジャック・P・ピアースの特殊メイク&デザインで、すっかりイメージが固定されました。

他に有名なものと言いましたら、キング・コングレイ・ハリーハウゼンのモンスター達がそうでしょう。

キング・コングは全ての怪獣映画の元祖であり、これを観て円谷英二さんやハリーハウゼンが、自分も怪獣映画を手掛けてみたいと思ったのは非常に有名な話です。

レイ・ハリーハウゼンもダイナーメーションの開発、そして魅力的なモンスターのおかげで、今でも世界的に有名で人気が高いです。
さらに彼が手掛けた作品の「原子怪獣現わる」(1953)のストーリーや怪獣のリドサウルス、「アルゴ探検隊の大冒険」(1963)のヒュドラは、日本のゴジラキングギドラの元ネタになりました。

またマニアックな人気があるものと言えば、ポール・ブレイズデルの存在は忘れてはいけないでしょう。
彼は1956年から58年までという僅かな間ではありますが、金星ガニや大頭火星人など、何処か愛嬌がある魅力的なモンスターを沢山生み出しました。


この通りアメリカにもモンスターや怪獣が沢山おり、その数は日本とほぼ同じです。日米以外にもこういう映画はありますが、ここまで沢山はありませんし、有名なものや人気のあるものはいません。

ですのでモンスター・怪獣大国は、日本とアメリカと言っても過言ではないでしょう。

今まで通りに言いたい事が上手く言えなくて申し訳ないですが、僕はアメリカだってモンスター大国である事を言いたいので、そこを分かってくれると嬉しいです。

ここで紹介したものはほんの一部ですが、アメリカのモンスター映画は本当に色んなものがありますので、調べたりすると結構面白いですよ!!



画像はhttp://www.cartuneland.com/Pages/Cartuneland.htmlから。



余談になりますが、かなり日本の怪獣映画を意識した「Giant Monsters Attack Japan!」という映画が公開される事を知りました。
しかも今時の映画にしては珍しくCGは一切使用せず、怪獣を全て着ぐるみで撮影するのだそうです。
日本で公開されるかどうかは分かりませんが、もし公開されるとしたら観てみたいですね。

詳しくは、こちら→http://ncr2.net/2007054204.phphttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3!


非常にゴタゴタしてしまったかもしれませんが、今日はこんな感じです。