今日は久々に、自分オリジナルのウル魔用のストーリーを書きます。
他にもウル魔用に考えたストーリーは沢山ありますが、今回紹介するストーリーはそれらとは違って、昨日弟と児童ポルノ改正案の事で真剣に話し合っていたら、児童ポルノ改正案に対する怒りが燃え上がり、それを批判する気持ちでこのストーリーを考えました(児童ポルノ改正案とは何?と思うかもしれませんが、弟のブログでその事が紹介されていますので、もし良かったらどうぞ→http://sky.ap.teacup.com/kekeburo/ 僕も出来れば明日ぐらいには、この事を紹介したいです)。



メイツ星人 ピグルス

帰ってきたウルトラマン」(1971)に登場した、メイツ星人の2人目の子供で、メビウスに登場したビオの弟(設定では、ビオの2つ程年下)。
と言っても本当の親子ではなく、元々捨て子だったが、当時赤ん坊だったピグルスを帰マンに登場するメイツ星人に拾われて、まるで実の息子のように大切に育てられた。
本当の親子ではない事は知っていたが、みんな優しくて温かく、まるで本当の家族のようで、ピグルスは幸せだった。
そしてそれからしばらく経って、父親は仕事の関係で地球に行かなくてはならなくなった。
仕事が終わったら、家族みんなで旅行しようという約束をして、父親は地球へ行った。
自らを待ち受ける運命を知らぬまま…。

あれから随分日が経つが、父親は約束の日を過ぎてもまったく帰ってこない。
地球で何かあったのでは?と心配するが、その嫌な予感は遂に現実のものとなった。


"父親が地球人に殺された"と…。


「嘘だよね?父さんが死んだなんて、嘘だよね!?頼むから嘘だと言ってくれ!!」と思っていたピグルスだったが、父親が亡くなったという証拠を見せられた。
彼は精神的に大ダメージを受け、そのショックはかなり大きかった。
ある意味命の恩人であり、父親でもあったそのメイツ星人を亡くしたショックのせいで、ピグルスは完全に部屋から出なくなり、引きこもりになってしまう。
兄であるビオが必死に元気付けようとしたが、結局無駄だった。
悲しみに暮れていたピグルスだったが、やがてその気持ちは怒りへと変わっていった。


"父さんを殺した地球人に…復讐を!!"


やがて成人した彼は実家を離れて、軍の学校に進学し、そこで得た知識をフルに活かして、数え切れない程の武器を装備し、さらに星1個を簡単に破壊出来る程の、超強力な爆弾を手にし、ピグルスは単身宇宙船に乗り込んで、地球へ向かう。
ところが何かの間違いで、彼は地球ではなくハルケギニアへ来てしまう。
地球ではないと分かりつつも、ハルケギニアの住人を見ただけで、憎き地球人の事を思い出し、この世界を滅ぼす事を決意する。
だがすぐに星ごと破壊してしまっては面白くないと考え、ピグルスはハルケギニアにしばらく残り、殺人事件を次々と起こす。
この見知らぬ者に寄る殺人事件は、当然WEKCの耳にも入り、早速調査をした結果、犯人がメイツ星人のピグルスである事が判明する。
そして才人達と会い、この事件を起こした理由を話したピグルスは、才人達も殺害しようとするが、そこへヤプールが現れる。
「なんだ!?てめぇ!邪魔すんじゃねぇよ!!」と怒鳴り、ヤプールを攻撃するが、奴にはどんな攻撃もまったく通用しなかった。
すっかり怖くなったピグルスは、その場から逃げ出すが、ヤプールは追う事もなく、ニヤリと笑うと怪光線をピグルスに向けて発射した!!
その光線を浴びたピグルスは、魚のような姿をした怪獣ムルチになってしまった!!

画像はhttp://wiki.livedoor.jp/ebatan/d/%A5%E1%A5%A4%A5%C4%C0%B1%BF%CDから。



ムルチ

ヤプールの手から放たれた怪光線(ちょうど「スター・ウォーズ」シリーズに登場する、皇帝が必殺技として使った電流のようなものに近い)を浴びたピグルスが、変身してしまった姿。
外見こそは今までの個体と同じだが、復讐の鬼と化したピグルスが変身した事もあって、非常に凶暴である。
ウルトラマンエースとの戦いでも、初めは有利であったが、段々追い詰められていき、遂には片腕と片足の骨を折られて、まともに戦えなくなってしまう。
エースは「もうこれ以上戦っては駄目だ」と言っているかのように首を横に振るが、それでも戦いをやめずに突っ込んで来た為、最後はすれ違いざまのウルトラ霞斬りで急所を衝かれ血を吐いて絶命した。
その死骸はしばらく経った後、見る見る小さくなって、元のピグルスの姿に戻った。

画像はhttp://www.1999.co.jp/image/10089830a/20/1から。


このピグルスがヤプールの光線で、ムルチになってしまう所は、「怪獣大激戦 War of the Monsters」にあるキネティロプス(全身電気で覆われた、一つ目モンスター)の、エンディングみたいな感じです(2:42辺りにあります)↓



ムルチがエースとの戦いで手足の骨を折られてしまう所は、「ドラゴンへの道」(1972)にある、ブルース・リーチャック・ノリスの戦いを連想すれば分かりやすいです。というか、最初は敵側が有利に戦いを進めていくという所で、もうこれを意識してるんですけどね(笑)↓



そしてムルチの絶命の元ネタは、初代ウルトラマンジラースの戦いです↓



ムルチが死亡した後、その死骸が小さくなって元のピグルスの姿に戻る所は、「巨大猿怪獣コンガ」(1961)を意識したものです(映画自体の出来は最低だが…)。
しかしコンガ弱すぎ…。↓

というわけで、このエピソードはこんな感じです。
大切な人を殺されて、その復讐をしようとしたが為に起きた悲劇という事もあって、バッドエンド的なラストです。
児童ポルノ改正案があまり関係ない気もしますが、そこは目をつぶれ的な感じですね(笑)。



それと今日バイトが終わって、ケータイをいじっていたら、あのユニバーサルが手掛けたモンスター映画の傑作「大アマゾンの半魚人」(1954)の続編、「半魚人の逆襲」(1955)がDVD化される事を知りました!!
ストーリーはもう完全にお約束で、前作で人間達に捕まった半魚人ギルマンは、フロリダの水族館に連れて来られて見世物になりますが、脱走して大暴れするというものです。
ね?お約束でしょ(笑)?
日本では短縮版が公開されただけで、長い間観る事が出来ませんでしたが、今回やっとまともに観られるようになりました!
いや〜「最後の海底巨獣」(1960)がDVD化された時でも思った事だが、今は長い間観られなかったマニアックな怪獣映画や、モンスター映画が次々とDVD化されるようになりましたから、実に嬉しいです!!
こんな調子で、どんどんDVD化してほしいですね。

それと余談になりますが、この作品はあのクリント・イーストウッドのデビュー作である事は、結構有名な話です。


画像はhttp://www.montage-gruppe.de/de/3/Termin.html?did=128から。

詳しい解説は、こちら→http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002AYP06I/rocknhorror-22


それでは、ゆっくりしていってね!!