今日はシリーズ第1作目のゴジラで思った事がありますので、それについて書きます。
第1作目のゴジラでは、第2次大戦の終了から10年程度しか経っていない事もあって、戦争の面影がまだ残っており、ゴジラも恐怖の放射能怪獣として描かれています。
怖いゴジラが描かれている事で有名な初代ゴジラですが、この当時は政治家や政府の連中に対する不満が強かったらしく、ゴジラが国会議事堂を破壊するシーンでは、観客達が立ち上がって拍手をしたらしいです。
他にもラストシーンで、ゴジラがオキシジェン・デストロイヤーで死亡するシーンでは、「何故ゴジラを殺したんだ!?」や「ゴジラが可哀想だ!」と抗議の声があったんだそうです。
初代ではゴジラは決してヒーローではないのですが、この当時からみんなのヒーローであり、愛されていたと言えるでしょう。
きっとゴジラは国民に代わって、彼らのやりたかった事をやってくれたと言えるでしょう。
ゴジラにはアンチヒーロー的な魅力があると思います。
一見恐ろしい怪獣に見えるゴジラも、そのやっていた事が結果的に国民を喜ばせていたのかもしれません。
このヒーローらしくない、アンチヒーロー的な所がゴジラの魅力であったにも関わらず、あまりにも正義の味方然とした後期のゴジラは、本来のゴジラの良さや魅力がまったくない事から、きっと評判が悪いのではないかと思います。



それと話が変わりますが、ゴジラは見ての通り肉食恐竜然とした姿をしていますが、その顔や仕草は何だか哺乳類を思わせます。
ゴジラは哺乳類型爬虫類だと書いてありますが、もしそれが本当ならゴジラが哺乳類的なのも納得が出来ますね。

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それとゴジラ役で有名な中島春雄さんの事について調べてみたのですが、中島さんってハリウッド映画でキング・コングを演じるはずだったのですね。
彼がハリウッド映画デビューしそうになった事は知っていましたが、まさかコングを演じる事になっていたとは驚きです!!
しかし中島さんがハリウッドで活躍する事はありませんでしたが、キング・コングを演じる事については「キングコングの逆襲」(1967)で実現しました。

これが中島春雄さんが演じたコングです。
キングコング対ゴジラ」(1962)のコングが不評だった事もあって、本家のようにゴリラに近いルックスなのが特徴です。
後にこの着ぐるみは、「行け!グリーンマン」(1973)に登場した怪獣化したゴリラや、「流星人間ゾーン」(1973)に登場したガロガゴリラへと流用&改造されました。

画像はここからで、参考はこれ

というわけで、何が言いたいのか分からない感じになったと思いますが、今回はこれで終わりたいと思います。