今日は前からやりたかった、自分オリジナルのウル魔のストーリーを紹介します。


物質転送と遺伝子を研究している、とある科学者。
ある日、彼は自分自身を実験台にし、転送実験を行う事を決意した。
しかしその様子は、ヤプールにしっかりと見られていた。


「面白そうな事やってるではないか…。これは使える…!!」


早速ヤプールは、元々実験用に飼っていたシュモクバエを改造して、その博士の所へ送り込んだ…。
そして次の日、博士はそんな事を知るわけでもなく転送実験を行った。
実験は成功し、彼は人体が強化したかに見えた。
しかし段々肉体が変化し始め、もはや人間ではなっていく科学者。
妻や助手達が心配し介護するが、それも虚しく、彼は蠅超獣ベルゼイブになってしまった!!
人間の意識は完全になく、もはや1匹の超獣となったベルゼイブは、空を飛んで都市へ向かった。


「ハッハッハッハッハッ!!大成功だ!!

行け!ベルゼイブ!!全てを破壊し、焼き尽くせ!!」


ちょうどその頃、才人達にも蠅のような怪獣が暴れている情報を入手し、早速現場へ行き、その姿を目撃する。
才人とルイズはウルトラマンエースに変身し、ベルゼイブと戦うが、その科学者と助手達が来た事に寄って、元が人間であった事を知ってしまい戸惑う。
だがベルゼイブはそんな事御構い無しに、容赦なく攻撃をして来る。
予想以上の強さにエースは追い詰められて、止めを刺されそうになるが、突然ベルゼイブが攻撃をやめた。
それはベルゼイブが、人間の意識を取り戻したからである。
ベルゼイブはエースから離れると、ファイアーボールを何発か出して火を起こすと、自ら身を投げて命を絶つのだった…。


ストーリーは完全に「ハエ男の恐怖」(1958)と、そのリメイク版「ザ・フライ」(1986)を元にしました。
一応最後の部分についてですが、ベルゼイブが人間の意識を取り戻すという所は同じですが、ベルゼイブが苦しみながらもエースに自分を殺すように頼むもので、才人は「そんな事出来るわけねぇだろ!!」と言いますが、エースが「才人君、君の気持ちはよく分かる。しかし一度この姿になってしまった以上、もう元の姿には戻れない。これ以上犠牲者を出さない為にも、今ここで殺すしか方法はない」と言って、メタリウム光線で倒されるというラストも考えています。
ですので、まだどっちのラストにするかは決まっていません。


蠅超獣 ベルゼイ








ヤプールが改造したシュモクバエと、人間が合体した事に寄って誕生した超獣。
超獣らしく口だけでなく、手からも光弾などを出し、エースを苦しめるが、最後は人間性を取り戻し、エースのメタリウム光線、または自らの意思で炎の中に身を投げて死亡する。
モデルはシュモクバエで、名前の元ネタはベルゼブブです。
初めは「ザ・フライ」に登場した蠅の怪物や、殆ど蠅をそのまま2本足で立たせた感じだったのですが、これでは面白みがないと思い、一般の知名度が低いマイナーな昆虫シュモクバエをモデルにして、こんな形にしました。
名前はどうしてベルゼブブを元にしたかと言いますと、ベルゼブブが蠅の姿をした悪魔だからです。
色についてですが、初めは手や足も黒にする事も考えていましたが、最終的には超獣らしい派手さを少しでも出そうと思い、赤にしました。
また分かりにくいかもしれませんが、4枚目の画像は手を横から見た状態で、5枚目が手を斜めから見た状態、6枚目が足を横から見た状態、7枚目が足を前から見た状態、そして8枚目がNGにしたバージョンです(体型があまりにも人間然としているので…)。


本当は僕自身が考えたウル魔オリジナルストーリーは、まだまだ沢山ありますが、絵がまったく出来ていませんので、紹介するのは結構先になりそうです…。
ですが、ちゃんと紹介したいので、どうかお楽しみに!!