昨日「タイタンの戦い」の映像を観ました。
タイタンの戦い」と言いましたら、レイ・ハリーハウゼンが1981年に作った最後の作品であり、ギリシャ神話の英雄ペルセウスの物語を映画化したものです。
一応観て思った事ですが、これ「タイタンの戦い」どころか、ハリーハウゼンの作品のリメイクである必要性が何も感じられませんでした…。
ハリーハウゼンの作品はダイナメーションと呼ばれる、あのコマ撮りならではのカクカクとした独特の動きが良かったのに、それが何の面白みも個性もないCGに変えられてしまいガッカリ…。
あのままそっとしておけば良いのに、何でやたらCG連発でリメイクしたがるのかな?何も分かっちゃいない…。
もうこの時点で、映画が衰退しつつある事を感じてしまいます。
元々リメイクされる事に期待していませんでしたが、予告編の映像を観てますます不安になりました…。
やはりレイ・ハリーハウゼンは、偉大であったと言わざるを得ませんね。

という事で、オリジナルとリメイクの比較映像です↓


こうして見るとリメイク版の方は、何だか全然個性がないように思えてしまいます。
他の今時のSF映画やファンタジー映画と何処が違うの?と言いたくなってしまいます。
オリジナルの方がCGがない分、より一層ファンタジーらしさや神話らしさが出ていて、こちらの方が断然良いです。
またファンである僕がこんな事言うのもあれですが、正直言ってハリーハウゼンの作品をリメイクする意味があるのか?と言いたくなるのも確かです。
どうせ一般人にハリーハウゼンの名前を出したって、「誰じゃ?そりゃ」で終わっちゃうだろうしなぁ…。