昨日と今日で「ザ・ゲート」(1987)を観終わりましたので、その事について書こうと思います。


この映画は裏庭にポッカリと開いた薄気味悪い穴から出てきた悪魔達と、少年達の戦いを描いたカナダが製作したホラー映画です。
前半部分は少し退屈ではありますが、後半になりますと悪魔達が沢山登場し、不気味な屋敷となった家で主人公達が冒険する姿は、何だか「学校の怪談」シリーズを思わせ、それなりに楽しめます。
登場するモンスターは、30cmぐらいの小型モンスターのミニオンと、奴らのリーダー的存在の巨大な悪魔とゾンビのようなモンスターです。
これらの完成度が高く、ミニオンの方は着ぐるみである事を感じさせない程動きが綺麗で、逆に君が悪く観えた程です。
ザ・ゲート〜缶詰の映画によりますと、スーツアクターを大きなセットの中で演技させたり、もしくはスクリーン合成しているそうです。
こいつのちぎれた手が、小さい虫となって逃げていくシーンはストップモーションを使っているそうですが、大変丁寧に仕上がっている為、見応えたっぷりです。
ゾンビについては出番こそ少ないですが、こいつが主人公の攻撃で倒されたと同時に複数のミニオンが登場するシーンは、中々印象に残ります。
実は「志村けんのバカ殿様」にも大変よく似たシーンがあったのですが、ひょっとしたらこれが元ネタかもしれません。
ラストに登場する巨大な悪魔は、爬虫類を思わせる外見に無数の手があり、中々魅力のあるデザインですが、こいつがデカイロケット花火を一発食らっただけで死亡してしまうのは、どうも納得出来ない…。
これらのモンスターを手掛けたのはランディ・クックで、ジム・ダンフォースやデイビッド・アレン、フィル・ティペットなどと同様、レイ・ハリーハウゼンに憧れてモンスターメイカーになった人です。
今はCGアニメーターとして活動しており、ピーター・ジャクソンの「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを手掛けたのは有名な話です。


本編はこれ(動画を直接貼る事が出来ませんでしたので、これで勘弁してください)↓
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 1/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 2/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 3/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 4/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 5/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 6/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 7/8
LA PUERTA (the gate, 1987) pelicula parte 8/8


画像はThe Gate Poster - Internet Movie Poster Awards Galleryから。

実は続編の「ゲート2/デモンボーイズ」(1989)もYouTubeで観られますので、これも観てみたいです。