今日は前回と同じように、ウル魔用に考えた怪獣やストーリーを紹介します。


ハルケギニアに住む、とある姉妹。
この姉妹は他の人々が羨む程仲が良く、どんな時でも一緒で常に支え合って生きてきた。
ところがある日、偶然にもその姉妹は同じ男性を好きになってしまった。
妹の方は積極的に行動していたが、姉の方はどちらかと言えば消極的であり、中々積極的になれずにいた。
こうしている内に妹の方は、どんどんその男性と親しくなっていき、姉の方はこのまま自分は置いて行かれるのではないかと不安に思った。
そこで姉は誰もいない所に妹を誘い込んで、殺害してしまう。
邪魔者を消してやっと彼を自分の物にしようと思ったが、結局彼は振り向いてくれなかった。
失恋し、おまけに最愛の妹を自分の手で殺してしまった姉は、自分のしてしまった事に大変後悔した。
だがそんな時、彼女の前に死んだ妹にそっくりな少女が現れる。
見た目だけでなく声もそっくりで、性格までよく似ていたその少女は、彼女と親しい関係になり、幸せな日々を過ごしていた。
しかしその少女の正体は、ヤプールの手下であるババルウ星人リカオンが化けた姿であった。
当然この事は才人達にも知られ、この少女を殺害しようとするが、彼女は妹にそっくりな少女がまさか凶悪な宇宙人が化けた姿だとは思わず、必死に少女を庇う。
だがその時少女は本来の声と口調で喋り、外見も元の姿へと戻っていった。
彼女はショックを受けて、よくも今まで散々騙したわねと怒りを露にするが、そんな彼女にリカオンは「てめぇみたいな人殺しに、そんな事言われたかねぇな!!」と言って首元を掴んで持ち上げて、「お前、本当にその妹が大事だったのか?大事なら何でそんな下らねぇ理由で殺すんだよ!!」「てめぇのそういう身勝手な所が、見ていて心底ムカつくんだよ!!」などと散々罵倒し、「てめぇみてぇな野郎は、殺す価値もねぇ!!」と言って彼女を地に叩きつけた。
そしてリカオンは、ハルケギニア征服の邪魔となるエースを殺害する為に巨大化した。
才人とルイズはエースに変身して、リカオンに戦いを挑む。
両者の戦いは激しく続いたが、エースが放ったタイマーショットが、リカオンの左腕を吹っ飛ばした。
左腕を失ったリカオンは「これで勝ったと思うなよ!!必ずお前を殺す為にまた戻って来るからな!!覚悟しておけ!!」と言って、煙を出してどこかへ逃げて行った。
戦いは終わったが、彼女は「好きな男に振り向いてもらいたいという理由だけで、人を殺すような人を生かしとくわけにはいかない」で、才人達が見ている目の前で自殺するのだった…。
これは才人達の心に大きな傷を付ける事になった。
それから数日後、才人達はその姉妹にそっくりな少女達を見かける。
その少女達が楽しそうに歩いている姿を、才人達は黙ってそれを見ていたのであった…。


ストーリーは「水夏-伊月-」を元にしました。
初めは「ウルトラマンマックス」の第24話「狙われない街」の要素も取り入れて、リカオンは「この世界は、私が何もしなくても滅びつつある」みたいな事を言って、最後はエースと戦う事なく帰ってしまう事も考えていましたが、面白みを出す為に戦闘部分を入れる事にしました。
またリカオンが正体を現す時に、妹を殺害した姉を後ろから殺害するという事も考えていますが、まだどうするかは考えていません。


リカオン


ヤプールの手下である女性のババルウ星人
リカオンという名前はコードネームであり、本名ではない(本名は一切不明)。
性格は男勝りで、女性の口調で喋る事が一切ない。
以前才人達と戦ったババルウ星人(ジャッカルというコードネームがある)とは同僚ではあるが、仲はあまり良くなかった模様。


色についてですが、今までのババルウ星人と同じにする事も考えていましたが、差別化を出す為にわざと変えました。
初めはババルウ星の犯罪組織に所属しているという設定にするつもりだったのですが、せっかくヤプールという決まった敵がいるんだから、その手下という設定の方が良いだろうと思って変えました。
マグマ星人の時と同じように、人間に近い顔をした宇宙人という事もあって、描いていて楽しかったです。