架空の存在であり、人々を恐怖のどん底に叩き落しながらも、みんなに愛された生き物、それが怪獣だ。
キング・コング」の世界的大ヒットから、色んな国(主に日本やアメリカ)で作られるようになり、今現在では数え切れない程の数に膨れ上がった怪獣映画ではありますが、日本の怪獣映画ファンと欧米の怪獣映画ファンでは、何だか壁があるような気がします。
日本の怪獣ファンから見ると、欧米の怪獣映画はただ単にデカイだけの生き物であり、特撮もハリボテだったり、小動物などを合成やミニチュアの模型などの関係で、巨大生物に見立てるという安っぽいものが中心で、ストーリーもそんなに面白くないなどと、ショボく見える事が多いです。
ですが、海外のモンスター映画のファンから見ると、日本の怪獣映画は子供向けであり、怪獣プロレスに過ぎない。また着ぐるみメインな為、どうしても中に人が入っている事を考えてしまうなどと、やはり低くて見てしまいがちです。
まぁ気持ちは分かりますが、僕は両者を愛する者な為、どっちが優れているとか劣っていると言うつもりはありません。
寧ろ両者がちゃんと存在しているのだからこそ、怪獣は成り立つのではないかと思います。
キング・コングはなかったら、今の怪獣達はこの世に存在していないだろうし、日本初の怪獣映画であるゴジラウルトラマンなどは、日本だけでなく世界中で愛され、スティーブン・スピルバーグやウィル・スミスなどの著名人のファンも生み、リメイク版も何回か作られるようになりました。
勿論欧米の怪獣映画もキング・コングだけで終わらず、レイ・ハリーハウゼンのような偉大なクリエーターも誕生しましたし、その後もエイリアンやプレデターのような、歴史に名キャラクターを生み出しました。
それとご存知の方もいると思いますが、最近長い間日本では見られなかった欧米の怪獣が次々とDVD化されております。
何だかんだ言われながらも、愛されている証拠ですね。
また今年になって、特撮リボルテックというものが出まして(僕はネクロコマンドさんのブログで知りました)、そこでも人気のある怪獣やモンスター達が、時代・国関係なくラインナップされております。
これは歴史に残る名キャラクターを次々と生み出した、日本とアメリカに対する敬意と愛情があるんだからこそ出来たのではないかと思います。
こう考えると、日本とアメリカは娯楽大国だなと思わざるを得ません。
というわけで、そんな両国の怪獣やモンスターが、一緒に写っている画像を載せていきたいと思います。
日米人気怪獣・モンスターに対する敬意と愛情を込めて…。







1枚目は株式会社海洋堂
2枚目はMONSTRULA.de - Die deutschsprachige Monsterfilm-Ressource
3枚目はAmazon.co.jp: Art Adam's Creature Features Art Adams 洋書
4枚目は60年代のSF.html
5枚目と6枚目と7枚目は怪獣児童書スレ _ ツルゴアXXX.html


今思った事ですが、欧米の怪獣映画はどちらかと言いますと、ハリーハウゼンが手掛けたようなファンタジー映画の方が面白いと思います。
ファンタジー映画の方がモンスターも個性があって、種類も多い気がしますし、ストーリーも色々なパターンがあるような気がします。
それと最後になりますが、海外の一部の怪獣が日本の"kaiju"と同等の存在になっているみたいです。
殆どハリーハウゼンの物ばかりですが、この理由はおそらく彼のモンスターは他の欧米怪獣とは違い、名前もちゃんと存在しており、オリジナリティー溢れるものばかりではないかと思います(前にも同じような事を言いましたが…)。
これがその証拠です。
何故か遊戯王風になっていますが(笑)↓




画像はGodzilla card setから。
他にも前から知っていたページではありますが、Wiki Zillaも欧米の一部の怪獣を日本の"kaiju"と同じように扱ったページなので、興味のある方は是非どうぞ。


参考はアホアホ怪獣図鑑 まえせつ:ザブトンが歩く吸血原子蜘蛛モンスターパニック―超空想生物大百科 (Million mook―新映画宝庫) (単行本)あなたの知らない怪獣マル秘大百科 (映画秘宝COLLECTION) (単行本)