今日はディズニーが手掛けた「アラジン」を観ましたので、その事について書こうと思います。


砂漠の都市アグラバーに、貧しいが為に盗賊として生きているが、清らかな心を持った若者アラジンが住んでいた。
ある日アラジンはお姫様の仕事に嫌気が差してしまい、宮殿を抜け出した王女ジャスミンと仲良くなり心を通わせるが、アラジンは捕まってしまい、牢屋の中に閉じ込められてしまう。
そこに老人が現われて、助けるかわりに魔法の洞窟の奥にあるランプを取ってこいという。
それを引き受けて、ランプを手に入れたアラジン。
そのランプを擦ると魔人のジーニーが現われて、3つの願いを叶えてやると言い出した。
彼はジーニーの助けを得て王子となり、ジャスミンをモノにしようとするが…。


ディズニーがアラビアンナイトの1つ、「アラジンと魔法のランプ」の物語を劇場アニメ化したもの。
ずっと前にも観た事があるのですが、僕が今度手掛けようとしているアニマックス大賞用の作品が、アラビアンナイトを元にしている事、主人公が義賊である事もあって、参考の為にもう一度観る事にしました(作ろうと思ったきっかけである「バグダッドの盗賊」だけでは、物足りないと思いましたので)。
参考の為という事もあり、どんな感じで作ろうかと意識して観ていたのですが、アラジンが盗みをするシーンは2回ぐらいでした。
まぁダグラス・フェアバンクス主演の「バグダッドの盗賊」(1924年版)みたいに、盗むシーンを長々と見せても少し退屈してしまう可能性がありますので、このぐらいがちょうど良いのでしょう。
映画自体の感想になりますが、ストーリーは「バグダッドの盗賊」(1940年版)に似た感じではありますが(アブーとジャファーという名前が出てきている時点で、意識している事は明らかだろう)、いかにもディズニーらしい明るい雰囲気に包まれており、子供から大人まで楽しめる物となっています。
最大の見所は、やはりランプの魔人ジーニーの登場シーンでしょう。
僕は日本語吹き替え版で観たのですが、彼の声が山寺宏一さんだった事もあって、実に魅力があり一度見たら忘れられないキャラとなりました。
とにかくハイテンションなキャラですが、日本人にはないアメリカ人ならではの独特な雰囲気を、見事に日本語で表現しております。
日本人であの演技を出来るのは、ひょっとしたら山寺さんだけではないでしょうか?
正直言って、あのジーニーを見るだけでも、十分価値があると思います。
またアラジンの声が、「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」の時のロイ・マスタングの声に似てるなと思っていたのですが、やっぱり三木眞一郎さんが演じておりました。
それとジャファーの相棒であるイアーゴの声が神谷明さんだったのですが、これは別に千葉繁さんでも良かったんじゃないかな?と思ったのは、僕だけでしょうか(笑)?
別に神谷さんの事を悪く言うつもりは、まったくありませんが(笑)。


スタッフ

製作:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、エイミー・ペル、ドナルド・W・エルンスト
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
脚本:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ、テッド・エリオット、テリー・ロッシオ
オリジナル作曲:アラン・メンケン(『ホール・ニュー・ワールド』でアカデミー賞を受賞)
プロダクション・デザイン:R.S.ヴァンダー・ヴェンデ
編集:マーク・A・ヘスター、H・リー・ピーターソン
美術監督:ビル・パーキンス


キャスト

アラジン:スコット・ウェインガー
ジャスミン:リンダ・ラーキン
ジーニー:ロビン・ウィリアムズ
ジャファー:ジョナサン・フリーマン
イアーゴ:ギルバート・ゴットフリード
サルタン:ダグラス・シール
アブー:フランク・ウェルカー


日本語吹き替え版

アラジン:三木眞一郎
ジャスミン麻生かほ里
ジーニー:山寺宏一
ジャファー:宝田明
イアーゴ:神谷明
サルタン:あずさ欣平


しかし吹き替え版の声優さん豪華だな(笑)。
宝田明さんと言いますと、僕はゴジラシリーズを初めとする、昭和の特撮映画に数多く出演した時のイメージが強いですが、声優の方々共共演していたのですね。
アニメ・特撮といった、僕が好きな分野で活躍している方々達の夢の共演ですな(笑)。

参考はアラジン (映画) - Wikipedia

画像についてですが、本当ならいつものように貼りたい所ですが、ディズニーは著作権に度が過ぎる程厳しい事に定評がありますので、もし貼ったら色々と問題やトラブルが起きそうなのでやめておきます。
まぁ仕方ないね