昨日は借りた「クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」を観ましたので、その事について書こうと思います。


しんちゃん達が暮らしているカスカベ市ふたば町では、エコ活動が盛んになりつつあった。
ある日しんちゃんは新しい町長に就任した四膳守(しぜん・まもる)の下でゴミ拾いをやっていたが、その時謎のドリンクを拾って、家に持ち帰ってしまう。
みさえとひろしがそれを飲んでしまうが、次の日の朝、2人は動物の姿になっていた。
驚く野原一家達の前に謎の組織が現われ何とか逃げ出すが、結局逃げ切れずに捕まってしまう。
そこで彼らの前に姿を現したのは、何と四膳守!!
そう、彼の正体はエコテロリスト集団「Save Keeping Beautiful Earth(通称:SKBE(スケッベ))」のリーダーで、全人類を動物にしようと企んでいた!!
何とか隙を見て、しんちゃんとかすかべ防衛隊達は脱出に成功するが、かすかべ防衛隊のメンバーも動物化する薬を飲んでしまった為、動物になってしまう。
父ちゃんと母ちゃんを助けたい…、元の姿に戻りたい…、思いが1つとなったしんちゃん達は、スケッベのアジトに向かう事を決意した。
果たしてしんちゃん達はひろしとみさえを助け、スケッベの陰謀を阻止出来るのか!?


しんちゃんとエコテロリストの戦いを描いた、劇場版クレヨンしんちゃん第17作目。
元々動物が好きだった事、予告編でしんちゃんが象に変身して、四膳守が変身したキマイラに戦いを挑むシーンが出たのを観て、これは観てみたいと思ったのがきっかけなのですが、中々面白かったですよ!!
特に完全にヒョウになってしまったみさえに対して、しんちゃんが命を懸けるシーンでは、正直ほんの少しではありますが、ウルっときてしまいました(笑)。
敵がエコテロリストというのも面白かったですが、公開当時シー・シェパードの事が話題になっていたかどうかは覚えていませんが、今思えばこの作品からは、そういう連中に対する皮肉が感じられます。
お前らがやっている事なんて、所詮スケッベと大して変わらんよ」という、作者達のメッセージが聞こえてきそうです。
しかし、しんちゃん達は凄いですよね。
ウルトラマンのように宇宙人でもないし、仮面ライダーのように改造人間でもない、「ドラゴンボール」の孫悟空や「北斗の拳」のケンシロウみたいに、特殊な能力や格闘術の使い手でもないごく普通の人間なのに、家族や仲間を守る為なら何でもやってしまいますからね。
この歳になってもヒーロー願望がある僕にとって、野原一家は憧れるというか、何処か惹かれたりします。
クレヨンしんちゃん誰にだってヒーローになれるんだよという気持ちが描かれているような気がします。
だから惹かれるのかもしれません。
話は少し変わるかもしれませんが、やっぱりヒーローは必要だと思います。
今の政治や世の中を見ていれば分かりますが、国が何者かに侵略されてしまうかもしれない、宮崎県が大変な事になっているにも関わらず、それらの問題は何も解決していません。
鳩山総理が総理をやめた事は有名な話ですが、それでも民主党が終わったわけではありませんので、また国賊共が何か仕掛けて来る可能性は十分ありえます。
最後はウルトラマンティガの第49話「ウルトラの星」のエンディングに出て来た台詞で、終わろうと思います。

「ヒーローが必要なんだよ金城君、ヒーローが必要なんだ…」





1枚目の画像は郡山ブログ ! -福島県郡山市のニュース・情報blog! KFBで「映画クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」の試写会告知からで、2枚目の画像は映画クレヨンしんちゃん/オタケベ!カスカベ野生王国 フォトギャラリー 画像1 - 映画のことならeiga.comから、3枚目は映画クレヨンしんちゃん/オタケベ!カスカベ野生王国 フォトギャラリー 画像5 - 映画のことならeiga.comから。


スタッフ

監督:しぎのあきら
演出:しぎのあきら
絵コンテ:しぎのあきら
チーフプロデューサー:和田泰、杉山登、松下洋子、中島一基
プロデューサー:吉田有希、梶淳、鶴崎りか、鈴木健
原作:臼井儀人
脚本:静谷伊佐夫
キャラクターデザイン:原勝徳、末吉裕一郎
作画監督:原勝徳、針金屋英郎
美術監督:森尾麻紀、西村隆
色彩設計:野中幸子
撮影監督:梅田俊之
編集:小島俊彦
音楽:若草恵、荒川敏行丸尾稔
音響監督:大熊昭
主題歌:ジェロ『やんちゃ道』
ねんどアニメ: 石田卓也


キャスト

しんのすけ矢島晶子
みさえ:ならはしみき
ひろし:藤原啓治
ひまわり:こおろぎさとみ
シロ/風間くん:真柴摩利
ネネちゃん:林珠緒
マサオくん:一龍斎貞友
ボーちゃん:佐藤智恵
ビクトリア:後藤邑子
ブンベツ:山本高広
四膳守:山寺宏一 


やっぱりクレヨンしんちゃんは良いですね!!
僕はクレヨンしんちゃんと出会える事が出来て、良かったと思っています。
唯一残念な事と言いましたら、この映画が公開された後、作者である臼井儀人さんが亡くなってしまい、彼がクレしんに関わった最後の作品となった事でしょう。