今日は以前紹介した、「マリンコングの復讐」や「キング・コングvsアンフィスコング」と同様、自分オリジナルの怪獣物を紹介します。


大魔神(タイトルはまだ考えてない)」

時は戦国時代。
ある人が近くにあったお地蔵様(御札にする事も)を倒してしまい、そこから7つの頭を持った巨大な竜が復活した。
人々はこの竜を倒そうと、あらゆる手を使ったが、その竜にはどんな攻撃も全然通用しなかった。
そんな時主人公達は、あるお寺から古い巻物を見つけた。
それによると、あの竜は昔この世を滅ぼそうとした悪魔の化身であり、大魔神こと阿羅羯磨(あらかつま)によって倒され、暗黒の世界へ封印されたという。
あの竜を倒すには、大魔神を復活させるしかない。
主人公達の努力で大魔神は蘇り、やがて竜と魔神の激しい戦いが行われた。
苦戦はしたものの、大魔神はこの戦いに勝利し、竜を倒すと元の穏やか武神の顔へと戻し、やがて光の粒となって、空へ消えていった。


コンセプトは大魔神に対戦相手が欲しいという、実に単純な物です。
初めは大入道みたいに、人間のような姿をした巨大な妖怪を対戦相手にしようと思ったのですが、なんかどっちも人型で面白味がないと思い、巨人対大型爬虫類というウルトラマンの時代からの伝統を意識して、このようにしました。
ネタ自体は去年から考えていたのですが、これを考えている途中で、リメイク版の「大魔神カノン」の存在を知り、大魔神のデザインやストーリーや他のキャラクターなど、何もかも自分が考えた物とは全然違っており、思わず驚いてしまいました。


大魔神



その昔、七俣暗黒竜(ななまたのあんこくりゅう)を倒して、暗黒の世界に封印し、人間界を救った巨神。
普段は魔神の山にある巨大な武神像だが、悪しきものが出現すると、人々の願いを聴き入れて魔神へと変身し、行動を開始する。

初めは最初の大魔神と、まったく同じ姿にする事も考えていました。
ですが大魔神にそっくりな埴輪があった事、これを見た時、学校の美術の授業で、大魔神を思わせる像が出て来た事を思い出し、じゃあデザインを少し変えようと思い、こうしました。
顔は金剛力士像・吽形を元にし、出来るだけオリジナルとまったく同じ顔にならないようにしました。
ゴツイ顔というか強面は、今まで描いた事がそんなになかったので、描いていて結構楽しかったです。




七俣暗黒竜(ななまたのあんこくりゅう)





この世を滅ぼそうとした悪魔の化身。
かつて大魔神によって倒されて、暗黒の世界へと封印されたが、ある人が偶然にも封印を解いてしまった為、復活を果たした。
この世の武器で殺せる存在ではなく、人間達の有りと有らゆる攻撃が通用しない。
同じように復活した大魔神と因縁の戦いを繰り広げ、最初こそは善戦するが、段々追い詰められていき、最後は刀で全ての首を切られて絶命し、死骸は魔神が放った炎(「大魔神怒る」で、悪人達のボスを倒す時に使った技)で焼かれた。

モデルは新紀元社の「ドラゴン」で描かれているヒュドラや、このページで描かれているヒュドラで、頭の数が7個というのは「アルゴ探検隊の大冒険」に登場した、ヒュドラを元にしています。
初めは名前を付けるつもりでした。
しかしこれといった名前が思い付かなかった事、主役の大魔神という名前自体が、殆どあだ名みたいな感じという事もあって、それに合わせる形で七俣暗黒竜という名前にしました。

余談になりますが、両者の戦いはジャイアントロボみたいな感じで、やっていきたいと思っています。
元々ジャイアントロボは、ウルトラマン大魔神のドッキングというコンセプトなので、それを逆輸入したという感じです(笑)。