今日は昨日借りた、「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 the movie」を観ましたので、その事について書きます。


ウルトラマン達の生まれ故郷である、M78星雲ウルトラの星で、ダークサイドに堕ちてしまったウルトラマン、ベリアルが復活を果たした。
ウルトラマン達はベリアルに戦いを挑むが、圧倒的なパワーにより次々と倒れ、最後はベリアルによって、ウルトラの星は氷の世界へと変えられてしまった。
何とか生き延びた初代・セブン・メビウスは、地球のレイオニクス・レイに協力を求め、一緒にベリアルを倒す事を決意する。
ちょうどその頃、辺境の惑星K76で、ウルトラマンレオの元で修行している、新たなウルトラマンがいた…。


大怪獣バトルシリーズと、今までのウルトラマンシリーズを合わせた感じで作られた、劇場版ウルトラマンの1つ。
世界水準を目指している為か、あのワーナー・ブラザーズが配給を担当した事もあって、今までのウルトラマンとは異なり、非常にスケールのデカイ、壮大性のある物となっており、まるでスター・ウォーズのようでした(思わずこのBGMが流れそうでした)。
特撮についても、今まではいかにも「スタジオで撮ってます」って感じでしたが、予算の関係でその感じがなくなり、まるで怪獣と人間が同じ所にいるかのような自然さや、ちゃんと地に足がついている感じがありました。
主役のウルトラマンゼロの、「鋼の錬金術師」のエドや「幽☆遊☆白書」の幽助といった、少年漫画の主人公を思わせる性格も、中々良いです。
ただ残念な所は、一応子供も観る事も考えている為、無駄なシーンがなく、展開が早いのは良いんだけど、展開が早すぎてイマイチ盛り上がりに欠けていた気がします。
それとウルトラマンキングと母の声が酷い…。
ウルトラマンシリーズでは声優が豪華ですが、今回は珍しく話題作りの為か、本職ではない人達が多数出演しており、殆どの人はそんなに酷くはなかったのですが、キングと母は本当に酷かった…。
キングの方は何だかやる気なさそうにボソボソと喋っているし、おまけに滑舌が悪いせいか、何を言っているのか分からない所があったし、母については棒読み&キャラと声が合っていない為、全然良い所なし…。
今まで演じていた清川元夢さんや、池田昌子さんが演じてくれれば良かったのに、何故こうなった…?
ラスボスのペリュドラについても、ハリボテのようにただ突っ立っているだけで、しかもあっさり倒されてしまうので、どうも物足りない。
結論になりますが、決して悪くはないのですが、残念な部分が所々あるといった感じです。
それとクレジットを見ていたら、何とドワンゴクリエイティブスクールの名前がありました。
実は3年くらい前にお邪魔した事がありますので、ちょっと驚きました。
ひょっとしたら、その他のウルトラマンや敵の宇宙人の役で、出ていたのではないかと思います。
他にも「ガイバー/ダークヒーロー」でスタントを担当したアルファスタントや、ウルトラマンレオ役で有名な、二家本辰巳さん代表のアーバンアクターズの名前もありました。





1枚目の画像は2009年10月21日のブログ|ZEROからで、2枚目と5枚目の画像はCINEMA FREAK 大怪獣バトルから、3枚目はhttp://ca3.blog76.fc2.com/blog-entry-499.htmlから、4枚目は光の国のピンチにウルトラセブンの息子・ゼロが立ち上がる「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」予告編 - GIGAZINEから。


スタッフ

監督:坂本浩一
アクション監督:野口彰宏
脚本:岡部淳也、樫原辰郎小林雄次
音楽:マイケル・バータ
美術:大澤哲三
撮影:古谷巧
プロデューサー、ビジュアルスーパーバイザー:岡部淳也
造形・VFX:ビルドアップ
製作プロデューサー:岡川晃基
VFXプロデューサー:桑原崇
VFXディレクター:子安肇
特殊造形プロデューサー:潤淵隆文
特殊造形:品田冬樹、高橋勇也
キャラクターデザイン:後藤正行、木谷太士朗
製作:円谷プロダクション、「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」製作委員会(円谷プロダクションバンダイバンダイビジュアルバンダイナムコゲームス電通電通テック小学館dwango、TYO、ワーナー・ブラザース映画)


主題歌

「星のように…」 歌:MISIA


出演

レイ/レイモン(声):南翔太
ヒビノミライ/ウルトラマンメビウス(声):五十嵐隼士
ハヤタ/ウルトラマン(声):黒部進
モロボシ・ダン/ウルトラセブン(声):森次晃嗣
アスカ・シン/ウルトラマンダイナ(声):つるの剛士


声の出演

ウルトラマンゼロ宮野真守
ウルトラマンベリアル宮迫博之雨上がり決死隊
ウルトラマンレオ真夏竜
ウルトラマンキング小泉純一郎

参考は大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE - Wikipedia


それともうご存知の方も多いと思いますが、声優の青野武さんが解離性動脈瘤で入院することになり、今まで演じていた役を降板する事になりました。
これ最初に聞いた時は、とても心配しました。
今年になって田の中勇さんや郷里大輔さんが亡くなった事もあって、その事を思うと余計に心配してしまいます。
とにかく無事に帰って来る事を、心から祈っております。