昨日はウルトラ5番目の使い魔の、最新エピソードを読みましたので、その事について書きます。



新学期が始まってから2週間半が過ぎたある日、才人がギーシュ達と夏休みの思い出話をしていると、突然リュリュが相談を持ちかけてきた。
それはせっかく学院のみんなの為に料理を作っているのに、ほとんどの人達は充分に手をつけずに残してしまい、残飯の山が出来ていた事だった。
リュリュは自信をなくしてしまったが、この事を才人達に話すと、ぺこりと礼儀正しくおじぎをして帰って行った。
だが異変は、その翌日に起こった。
それは食料庫の食べ物が、全部なくなってしまったのだ。
学院はすっかり大騒ぎとなり、朝食だけなく、昼食も夕食も出ない事を知った生徒達は、苛立ちから怒りの矛先を求めたり、わずかな食料を奪おうとするなど、醜い争いがあちこちで起こった。
何とか冷静だった才人達は、これを止めようとしたが、完全に止める事が出来ず、それどころか、ますます酷くなり、中には魔法まで使おうとした者もいた。
しかしカリーヌの登場により、すっかり静まり返った生徒達は、次々と寮の中へと消えていった。
次の日の朝も事態はまったく変わる事はなく、空腹をごまかす為に寝込む者がいたちょうどその時、我慢の限界となったルイズは、才人を初めとする御馴染みの仲間達と一緒に、食べ物を盗んだ犯人を捕まえる事にした。
探偵になった気分で、調査を開始する才人達だったが、やはり素人という事もあって、中々上手くいかず、30分もする頃には誰もが諦めてしまっていた。
だがそんな時、ギーシュの使い魔である巨大モグラのヴェルダンデが顔を出した。
どうやらミミズを食べている時に、犯人らしき者を見たらしい。
彼の助けによって、才人達は普段はあまり人の寄り付かない、外出用の馬がとめてある厩舎の近くにやってきた。
そこには、直径3メイルほどの真ん丸い穴がぽっかりと開いていた。
早速穴の中を調べようとしたその時、不気味な笑い声が聞こえてきた。
嫌な予感がした才人は、その穴に絶対に近付くなと警告し、シエスタにコショウを持って来てくれと指示を出した。
早速コショウを穴の中に入れると、遂に犯人が姿を現した。
それはかつてウルトラマンタロウを散々苦しめた、再生怪獣ライブキングだった!!



今回は食べ物が満足に得られない事によって、醜い争いが起こるという、マタンゴを思わせるエピソードでした。
普段あって当たり前の物が、なくなる事によって、初めて分かる有り難みという奴ですね。
実は僕、顎が自由に開け閉め出来なくて(顎関節症の1種らしい)、まともに食事が出来なかった事があったのですが、治った時顎が自由に動かせる事の有り難みが、初めて分かりました。
さて話を元に戻しますが、以前登場したインセクタスを襲った犯人は、ライブキングだったのですね。
僕はてっきりヤプールの仕業だろうと思っていたのですが(笑)。
まぁそれはともかく、今回の事件で学院の人達は、きっと食べ物の有り難みが分かる事でしょう。


画像はWallpaper Zero no Tsukaima aniSearch.de - Eure Informationsquelle für Anime und Manga!から。




ライブキング(声優:阪脩

かつてウルトラマンタロウと戦ったライブキングの別個体で、学院の食料を全て平らげた張本人。
穴の中に身を隠し、近くにいる他の生物を捕食したり、食料を奪ったりする性質を持つ。
また鳴き声が他の怪獣と異なり、獣や動物然とした物ではなく、明らかに人間の笑い声そのものなのも大きな特徴だ。
画像は王の帰還 - 男の魂に火をつけろ!からで、参考は阪脩とは (サカオサムとは) - ニコニコ大百科


※この記事から、今後登場怪獣・宇宙人を演じた声優やスーツアクターの名前を書く時、1人しかいない場合、また1人しか分からない場合は、今回のように怪獣名のすぐ隣に書きます。
理由は見やすさや、分かりやすさを重視したからです。
演じた人が沢山いた場合は、今まで通りに解説文の下に書きますが、見やすさを考えて太字で書きます。


ウルトラ5番目の使い魔 第7話「がんばれ!未来の三ツ星シェフ(前編)」は、こちら


またタイトルの「笑ふ穴」ですが、「カリガリ博士」や「カサブランカ」で有名な、コンラート・ファイト主演で、バットマンのジョーカーのモデルになった事で有名な、「笑ふ男」を意識したものです。

ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!