昨日はひかりTVで「怪物の花嫁」と、アニメ版「スーパーマン」を観ましたので、その事について書きます。




怪物の花嫁
謎の連続殺人事件を追う女性新聞記者ジャネットは、森の中の沼地近くで取材中に襲われ、気が付くとそこは巨大な屋敷の地下実験室だった。そこでは東欧某国出身の科学者ヴォーノフ博士が助手のロボと二人で、放射能を使い人類を超人化して世界を征服する計画を企んでいた。屋敷のそばの沼地には巨大タコと巨大ワニを飼い、もはや計画は進められようとしていた…。



史上最低の映画監督として有名なエド・ウッドが手掛けた、モンスター映画。
エド・ウッドは存在自体は昔から知っていましたが、彼の作品は今まで1度も観た事がありませんでしたので(ティム・バートンが、ジョニー・デップ主演で手掛けた伝記映画は別として)、どんな感じなのか観てみる事にしました。勿論どんだけ酷いのかという意味で(笑)。
実際観てみた感想ですが、ストーリーや設定など明らかに可笑しい所は別になく、他の映画にもよくありがちなパターンだったので、思っていたより普通でした。
これなら以前ニコニコ動画で観た「ロボットモンスター」の方が、よっぽど酷かったです。
でも触手以外は死んだようにぴくりとも動かない大ダコ(ジョン・ウェイン主演の「怒涛の果て」という映画に登場した物を、盗んで勝手に流用した)や、仲間割れしたベラ・ルゴシ演じるヴォーノフ博士と、トー・ジョンソン(後にマスクキットが作られるなど、商品化された)演じるロボが格闘するシーンでは、明らかにルゴシが別人だったり(背の高さや、体格が違いすぎる)など、お粗末なシーンはありましたが(笑)。


有名な大ダコと格闘するシーンです。「エド・ウッド」ではルゴシ自身がやっている事になっていましたが、これを見た限りではどう見ても別人な気が…(笑)。
まぁ「エド・ウッド」自体が、事実と違う所が結構あるみたいだから仕方ないね



スタッフ
監督/製作/脚本:エド・ウッド
製作総指揮:ドナルド・M・マッコイ
脚本:アレックス・ゴードン
SFX:パット・ディンガ
音楽:フランク・ワース
撮影:テッド・アラン、ウィリアム・C・トンプソン
編集:マイク・アダムズ
スタント:エディー・パーカー(ノンクレジット)


キャスト
ヴォーノフ博士:ベラ・ルゴシ
ロボ:トー・ジョンソン


動画もありましたので、もし良ければどうぞ↓

1枚目はBride of the Monster - Wikipedia, the free encyclopediaからで、2枚目はMichael May's Adventureblog January 2007から。
参考:怪物の花嫁怪物の花嫁 - WikipediaモンスターパニックReturns!―怪獣無法地帯モンスターメイカーズ―ハリウッド怪獣特撮史Kaibutsu no hanayome (1955) - IMDb



スーパーマン
1942年に作られた、短編アニメ映画です。
この当時は今ならテレビドラマやアニメでやる事を映画でやっていたもので、まさに連続活劇のアニメ版といった所でしょう。
僕はその中の「北極の怪物(「氷河の古代怪獣」という表記もあり)」というエピソードを観たのですが、人間達が北極で氷漬けの巨大なティラノサウルスを発見し、これを持ち帰ったのは良かったけど、氷が溶けてしまい生き返ったティラノサウルスが大暴れするという実に王道なストーリーです。
勿論それだけでなく、ティラノサウルスが都市を破壊して大暴れする・逃げる人々がいる・軍が怪獣を攻撃するなど、御馴染みというかお約束なシーンもあって、思わずニヤリとしてしまいました(笑)。ただ鳴き声がなかったのが、唯一残念な所ですが…。
かなり古い作品ですが、映像も動きも大変綺麗で、今観ても十分楽しめます。怪獣ファンなら絶対楽しめるエピソードですよ!!


こちらで本編が観られます↓

1枚目はCHUD.com — DVD REVIEW MAX FLEISCHER'S SUPERMAN, 1941 – 1942で、2枚目はThe Cleavagefield Monster Revealed! Undead Backbrainから。

参考:スーパーマン (1940年代のアニメ映画) - Wikipedia


実は「凸凹猛獣狩」も一緒に観たのですが、それは明日書こうと思います。