今日はひかりTVで「ウルトラセブン 地球星人の大地」を観ましたので、その事について書きます。
ひかりTVこの前書いたみたいに、何故か観たかった作品がいくつか削除されていたのですが、今日どうなっているのか試しにいじってみたら、何故かまた元に戻っていましたので、早速観る事にしました。どういうことなの…。




北川市郊外の湖に突如として巨大な恐竜が出現。ウルトラ警備隊は恐竜を冷凍化し、環境生態学のトネザキ教授に調査を依頼する。しかし、その夜恐竜は忽然と姿を消してしまう。
同じ頃トネザキの前には謎の2人の男女が現れ、恐竜を復活させたのは自分達だと言う。ゴミの出ない理想の未来都市「エコポリス」を見せた彼らに、地球環境の悪化に思い悩んでいたトネザキは理想実現のために協力するが、それはメトロン星人の恐るべき罠だった。



平成ウルトラセブンシリーズの1本。
1994年という比較的新しい時代に作られた作品ですが、音楽や効果音は昭和版とまったく同じ物が使われており、他の平成シリーズにはない独特な雰囲気がありました(今は昔の効果音が使われるとしたら、「ギララの逆襲」や「デスカッパ」のようなコミカルタッチな作品でしか使われなくなりましたし)。
またゴミ問題やリサイクルをテーマにしている事もあるせいか、敵役のメトロン星人がまるでエコテロリストのように描かれており、これも今までのウルトラシリーズの敵宇宙人ではなかったもので新鮮味がありました。
地球を守ろうとしているのはよく分かるけど、人間の事は完全にどうでも良い存在として見ている所が、自称クジラオタクの偽善者である、どっかの誰かさんにそっくりだ(笑)。
またウルトラシリーズに登場する宇宙人といいますと、奇怪な音を常に発している・何故か怪獣のような鳴き声を出す・思いっきり人間の声を出すというパターンが殆どですが、本作のメトロン星人は人間の声を加工したと思われる奇怪な声を出しており、そこが宇宙人らしさがあって、凄く好感がありました。やっぱり宇宙人は怪獣じゃないんだから、怪獣みたいな声を出すのは可笑しいよ。
約45分という短い作品ではありますが、中々楽しめると思いますので、興味のある方は是非どうぞ。
しかし時代が変わっても新しくシリーズが作られるなんて、セブンは何かと優遇されてるなぁ(笑)。


スタッフ
企画制作:日本テレビ
監修:円谷皐
プロデュース:前田伸一郎、円谷昌弘、今井修二
監督・特技監督:神澤信一
脚本:右田昌万
音楽:冬木透
技斗:大滝明利
編集:松木
技術協力:アクトファースト、照明技術、タムコ
ロケ協力:東京工科大学日本工学院八王子専門学校
操演:亀甲船
光学アニメーション:日本エフェクトセンター
音響:スワラプロダクション
衣装:東宝コスチューム
スタジオ:東宝ビルト
特別協賛:ソーラーシステム振興協会
協力:三菱自動車アップルコンピュータコニカマルシン工業、バップ
製作:円谷プロダクション読売広告社



キャスト
モロボシ・ダンウルトラセブン(声):森次晃嗣
フルハシ隊長:毒蝮三太夫
トーゴー隊員:松山鷹志
カジ隊員:影丸茂樹
リサ隊員:鈴木亜美
トネザキ教授:円谷浩
謎の男/メトロン星人(声):神威杏次
機動隊隊長:大滝明利
ウルトラセブン高橋和司、岡野弘之
メトロン星人:横尾和則
恐竜:岡野弘之
ナレーション:浦野光


※恐竜は大滝明利さんが演じたという表記もありますが、これは間違いです。
また大滝さんは本作では機動隊隊長役だけでなく、ダンのスタントも担当しています。


動画もありますので、もし良ければどうぞ↓

1枚目はウルトラセブン「地球星人の大地」:特撮(映像):DVD (2000) ≪ CINEMAticRoomからで、2枚目はNの怪獣いろいろ。 - Yahoo!ブログから。
参考:ウルトラセブン 地球星人の大地 - Wikipedia