昨日はウル魔の最新エピソードを読みましたので、その事について書きます。



ストーリー
才人達を襲った謎の怪人は、高い知能を持ったキノコ・フォーガスだった。
フォーガスによって、アーハンブラ城によって崩壊しつつあったが、ビダーシャルによって何とか脱出出来た。
ところがフォーガスはますます巨大化し、遂にはまるで怪獣のような姿になった。
才人とルイズはウルトラマンエースになり、これに立ち向かうが、不死身同然の肉体を持つフォーガスに大苦戦してしまう。
だがその時、ティファニアのヒントにより、奴は水がないと生きられない事を知ったエースは、地中に潜り水をお湯に変え、奴を倒そうとするが…。



解説&感想
今回のエピソードは、主に進化とは何なのかという事が語られていました。
ひたすら前に進む事ばかり考えた結果、傲慢で他者を見下すようになったフォーガスと、ゆっくり時間を掛けて進歩しつつある人間とエルフは、何だか対照的でした。
確かに進化する事は別に悪い事ではありませんが、あまりにもそこに執着してしまうと、それ以外の事が疎かになり、やがて身を滅ぼすという事を言いたいのでしょう。
そういえば進化で思い出したのですが、「アウター・リミッツ」にも「狂った進化」という、似たようなエピソードがありました。
無学な鉱夫が科学者の実験台を志願し、まるで宇宙人のような姿をした未来人に変身してしまうのですが、知能が向上し不思議な能力まで使えるようになった彼は、かつて自分を馬鹿にした連中に復讐しようとする物語です。

これがその時の画像で、左が普通の人間で、右がその人が進化した未来人です。
ニコニコ動画で本作が観られますので、興味のある方はどうぞ↓



フォーガス

CV:河島順子
スーツアクター:石井浩(怪人体)、三村幸司(怪獣体)


人間以上に高い知能を持ったキノコで、様々な形や大きさに変える事が出来る。
殆どの喋る怪獣・宇宙人は、巨大化すると一切喋らなくなるが、こちらは巨大化した状態でもペラペラに喋るのが特徴。
自分が完璧な存在だと信じて疑わず、他者を見下す傲慢な性格だが、生命の源である水がないと生きられず、そこをやられると一気に弱体化する。




次はこのエピソードに合ったBGMがありますので、それを紹介したいと思います。

平成ウルトラセブンで使われた物で、曲自体は昔使われていた物を新たに演奏した物ですが、2:35辺りの曲は「その瞬間、彼らの目の前の砂丘が爆発したかと思うと、地底からキノコの塊がいびつに人型をとったような怪獣が現れて行く手を阻んできた。怪獣は全長五十六メートル、口の中に赤く光る単眼を持ち、両腕の鞭状になった菌糸を振りかざして襲ってくる。」で、3:04辺りの曲は「ヌッ! ウォォッ!?」から、「もっともシンプルだがそれゆえに強力な方法で攻めてくる。」に使うのが良いと思います。
最初の曲は、いかにも怪獣が出現したという威圧感があり、2曲目は強敵を相手に苦戦する雰囲気が出ているからです。



1枚目はBlog - ハゲ頭の宇宙人からで、2枚目はコンプティーク.com、3枚目はフォーガス - 怪獣wiki特撮大百科事典 - livedoor Wiki(ウィキ)から。


参考:ウルトラマンダイナの登場怪獣 - Wikipediaあなたの知らない怪獣マル秘大百科


本編はこちら→あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ - ウルトラ5番目の使い魔、第二部-47