今日は「恐竜王(キング・ダイナソアという表記もある)」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
主人公達はロケットを使って、地球によく似た惑星へ行く。
そこでオオトカゲや巨大コオロギなどの巨大生物に襲われ、酷い目に遭った主人公達は爆弾を使って、そいつらを吹っ飛ばしてしまうのだった…。


解説&感想
「ミスター・B.I.G.」という異名で有名な、バート・I・ゴードンのデビュー作。
ストーリー自体はこの手の作品でよくあるパターンな為、特に言う所はありませんが、主人公達が巨大生物達に襲われて、酷い目に遭ったという理由で、そいつらを爆弾で吹っ飛ばすのは酷い。ちょっと待て!お前ら!!自然破壊も良い所じゃねぇか!!
またトカゲ・ワニ改造恐竜の登場シーンは、「紀元前百万年」からの流用であると書いてある事が多いですが、実際は一部使われているだけで、後は全てオリジナルでした。全然違うのに、何で間違えた!?ひょっとしたら、他のトカゲ特撮を使った映画も、このような間違いがある可能性が高いです(実際トカゲ特撮じゃないけど、この映画にも間違いがあったし)。
それと本作は他のトカゲ特撮と比べると暴力描写が過激で、「紀元前百万年」や「失われた世界」(1960年版)は、殆ど血が出るシーンはなかったのに対し、こちらは出血シーンがやけに多く、妙に生々しい作りになっていました(今じゃ規制されちゃって絶対出来ないね、こんな事)。
最後になりますが、ナレーションを担当していたのが、ロビー・ザ・ロボットの声優であるマーヴィン・ミラーでした。意外だ。


スタッフ
監督:バート・I・ゴードン
製作:バート・I・ゴードン、ラルフ・ヘルファー、アル・ジンバリスト
脚本:トム・グライス
ストーリー:バート・I・ゴードン、アル・ジンバリスト
撮影:ゴードン・アヴィル
編集:ジョン・A・ブシェルマン、ジャック・コーンウェル
音楽:ルイス・パランス、マイケル・テル
特殊撮影効果:ハワード・A・アンダーソン


キャスト
リチャード・ゴードン博士:ビル・ブライアント
パトリシア・ベネット博士:ワンダ・カーチス
ラルフ・マーチン博士:ダグラス・ヘンダーソン
ノーラ・ピアース:パッティ・ギャラガ
ナレーター:マーヴィン・ミラー


本編はこちら↓
その1:http://www.youtube.com/watch?v=5Dfo87oCvAg
その2:http://www.youtube.com/watch?v=LZOeGKKOwW0&feature=related
その3:http://www.youtube.com/watch?v=OYPb0GOLo40&feature=related
その4:http://www.youtube.com/watch?v=ejr536ybsoY&feature=related
その5:http://www.youtube.com/watch?v=h1BO0_jnOFQ&feature=related


予告編です↓

画像はChicago Ghouls KING DINOSAUR (1955)から。

参考:生きてて良かった ついに視聴できた幻の古典恐竜映画 - 録画人間の末路SF MOVIE DataBank:恐竜の王



またオマケになりますが、紀元前百万年の記事を編集しました。