昨日は図書館で借りた「ロビンフッドの冒険」を観ましたので、その事について書きます。
前から観てみたいと思っていましたので(笑)。


ストーリー
十字軍遠征で獅子王リチャード不在の12世紀のイギリス。
国を支配下におき悪政を開始した弟のジョンは、遠征先で捕虜となったリチャード王の身代金作りを口実に、サクソン人に重税を課しては私服を肥やすなどの暴拳を働いていた。
サクソン人貴族のロビンフッドは、王の座位と国の平和を守る為に、シャーウッドの森で仲間達を集め、ジョン王とノルマン軍勢に立ち向かう。


解説&感想
イギリスの有名な英雄ロビンフッドを、エロール・フリン主演で映画化したもの。
内容は悪の王様によって、何の罪もなく迫害されている貧しい人々や弱き者を救う為に、ロビンフッドが仲間達と一緒に立ち向かうという、勧善懲悪の分かりやすいストーリーで、しかもテンポや音楽の良さなどもあって、まるで絵本をそのまま映像にしたかのような面白さがありました。
ただちょっと長過ぎる感じがあり、もう少し短くても良かった気がしますが(笑)。
それと本作でロビンフッドを演じたエロール・フリンは、口髭を生やしたその姿や明るくて軽いノリの性格など、ダグラス・フェアバンクスにそっくりなのですが、やはり意識していたのでしょうか(ちなみにフェアバンクスも、1922年版でロビンフッドを演じている)?
そもそもフェアバンクスが髭を生やしたヒーローキャラの元祖らしく、それがクラーク・ゲーブルなど後の世代の役者に受け継がれたらしいので、強ち間違いではないでしょう。
バグダッドの盗賊」(1961年版)で主役を演じたスティーヴ・リーヴスも、ヘラクレスを演じていた時とは違い、口髭を生やしていただけですが、その容姿はフェアバンクスにそっくりでしたからね。


スタッフ
監督:マイケル・カーティス、ウィリアム・キーリー
製作総指揮:ジャック・L・ワーナー、ハル・B・ウォリス(両者ともノンクレジット)
音楽:エーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルト
撮影:トニー・ガウディオ、ソル・ポリート
編集:ラルフ・ドーソン
美術:カール・ジュールズ・ウェイル


キャスト
ロビン・フッドエロール・フリン
マリアン:オリヴィア・デ・ハヴィランド
ガイ・オブ・ギスボーン:ベイジル・ラスボーン
ジョン:クロード・レインズ
ウィル・スカーレット:パトリック・ノウルズ


予告編です↓

1枚目:DVD ロビンフッドの冒険 <期間限定生産>2007-12-07発売 - DVD情報 allcinema
2枚目:Alone in the Dark August 2010


参考
ロビンフッドの冒険 - Wikipedia
---SlowTrain---
ヒゲなしドーグラス1 ―ダグラス・フェアバンクス― - まじめな映画史
ファースト・アクションヒーロー〜快男児ダグラス・フェアバンクス〜