昨日は借りたDVDの1枚「ゴジラvsキングギドラ」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
突如東京の上空に、巨大なUFOが現れた。
その中にいたのは23世紀の未来からやって来た人達で、彼らは将来日本はゴジラによって破壊されると警告する。
早速三枝未希達は彼らの力で1944年のラゴス島へ行き、その島で後にゴジラとなってしまう恐竜ゴジラザウルスを発見。
計画は成功し、ゴジラザウルスはベーリング海へと転送され、ゴジラは完全に歴史から姿を消した。
だが現在に帰るとキングギドラが出現し、日本各地を襲撃していた。
実はこのギドラの正体は、未来人達によって1944年のラゴス島に置き去りにされた彼らのペット、ドラット達であり、ビキニ環礁で合体&巨大化した姿であった。
未来人達の本当の目的は、地球一の超大国へと肥大化し、世界経済を一手に支配することとなる日本の国力を消耗させる事であった。
だがちょうどその頃、ベーリング海へ転送されたゴジラザウルスは、沈没した原潜の核エネルギーを吸収し、ゴジラになっていた…。


解説&感想
平成ゴジラシリーズ第3弾で、当時流行っていた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズや、「ターミネーター」シリーズ(おそらく)の要素を取り入れたタイムトラベル物。
ストーリーや設定に矛盾が多く見られ(後に初代ゴジラとなってしまうゴジラザウルスを消したのは良いが、それまで84やビオランテレスリングシリーズのあの男の事ではない)で活躍したゴジラは消えてしまう。えっ!?これって初代ゴジラと84ゴジラは同一個体だったって事になるわけ!?結局ゴジラザウルスは現代まで生き残り、ゴジラとなってしまうわけだが、これは初代ゴジラと同一個体いう事になるのか!?もしこれらのゴジラに血の繋がりがあるという事ならまだ分かる気もするが、もしそうじゃなかったら、84ゴジラまで消えてしまうのは明らかに可笑しい。第一ゴジラを歴史から抹殺した事によって、誰もゴジラの事は知らない筈だからゴジラのゴの字ですら言わない気が…。いずれにせよ、結局あのゴジラが何なのかよく分からない事に変わりはない)、そこが気になって仕方ありませんが、そこを除けば未来人が現代に来た理由が、強大になった日本を潰す為という政治的な要素もあり、意外と見応えがあります(今の日本なんて弱体化するだけとしか考えられんが…)。ゴジラザウルスの登場シーンも結構迫力がありますし、大きさがデカすぎていない所が良かったと思います。
昨日この映画の一番の被害者は、ドラット=キングギドラだろと弟と一緒に話したのですが、今日またこの事を話したら、「単なるペットにしては出来過ぎてるよな」と言いました。
確かに突然変異が原因で、姿がガラリと変わる可能性はありますが、あんなに都合良く整った姿、しかも合体してしまうなんて、どう考えても絶対にありません。
なのでドラットは、最初からこうなる事を計算された上で生み出されたのではないでしょうか?


スタッフ
監督:大森一樹 (本編)、川北紘一 (特撮)
脚本:大森一樹
製作総指揮:田中友幸
音楽:伊福部昭
撮影:関口芳則 (本編)、江口憲一 (特撮)、大根田俊光 (特撮)
編集:池田美千子


キャスト
エミー・カノー:中川安奈
寺沢健一郎:豊原功補
三枝未希:小高恵美
森村千晶:原田貴和子
真崎洋典:佐々木勝彦
ウィルソン:チャック・ウィルソン
藤尾猛彦:西岡徳馬
橋竜三:小林昭二
新堂靖明:土屋嘉男
ゴジラ薩摩剣八郎
ゴジラザウルス:福田亘
キングギドラ破李拳竜


予告編です↓

1枚目:ゴジラVSキングギドラ(1991)[A4判] 大森一樹監督 出演:中川安奈/豊原功補/小高恵美/原田貴和子/山村聰/西岡徳馬/土屋嘉男 1991年製作(製作国 日本) --- 映画パンフレット専門店 - 46番館
2枚目:Picture of Godzilla vs. King Ghidorah
参考:ゴジラvsキングギドラ - Wikipedia翼よ、あれがタイムパラドックスの光だ。ゴジラvsキングギドラ ネットスクランダー