昨日は前から観たかった「ベラ・ルゴシの猿の怪人」をYouTubeで観ましたので、その事について書きます。
実は高校生ぐらいの時に、ビデオで借りて2回観た事があるのですが、また観てみたいと思い、再び観る事にしました。


ストーリー
猿の生命力を研究する科学者が自らを実験台にして猿人間になってしまう。人間に戻るには生きた人間の骨髄液が必要なのだ。その日から町では巨大な猿による殺人事件が発生する。


解説&感想
ドラキュラ役者で有名な、ベラ・ルゴシ主演のモンスター映画。
猿人間になってしまった科学者が、人間の骨髄液を得る為に相棒のゴリラと一緒に殺人を犯すという、いかにも古き良き時代のB級映画というか低予算映画といった感じですが、そこが逆に味があって良いと思います。個人的にこの手の映画は好きだし(笑)。
改めて観て思ったのですが、以前はゴリラが出ずっぱりのように感じたのですが、意外と少ないように感じました。まぁあくまでベラ・ルゴシ演じる猿男が主役ですから、仕方ないと言えば仕方ないかもしれませんが(笑)。それでも他のゴリラ映画よりは、ゴリラの出番は多いように感じました。
ちなみにゴリラのスーツアクターはエミール・ヴァン・ホーンという人らしく、いつものチャールズ・ジェモラやレイ・コリガンではないんだなと思いつつも、出来ればこの2人のどっちかに演じてほしかったという気持ちも若干あったりします(笑)。けどこういうゴリラスーツは、中の役者のサイズにぴったり合うように作られているせいか、使い回しといった感じで、そのゴリラの顔を見れば誰が演じているかは、大体分かったりします(ジェモラのゴリラはヒヒにに似た縦長の顔で、コリガンはじいさんに似た顔が特徴です。スティーヴン・カルヴァートはコリガンが使用していた物の流用だと聞いている為、多分顔が一緒)。
日本ではビデオが発売されたのみで、劇場公開されなかったマイナーな作品ですが、本家アメリカではそこそこヒットしたらしく、「RETURN OF THE APE MAN」という続編が作られたそうです。


スタッフ
監督:ウィリアム・ボーダイン
製作:ジャック・ディエツ、サム・カッツマン
原案:カール・ブラウン
脚本:バーニー・A・サレッキー
撮影:マック・ステングラー


キャスト
猿男/ジェームズ・ブルースター博士:ベラ・ルゴシ
ゴリラ:エミール・ヴァン・ホーン
ビリー・マソン:ルイーズ・カリー
ジェフ・B・カーター:ウォーレス・フォード


上が本編で、下が予告編です↓


1枚目:Ape Man, Web of Mystery - FREE U.S. SHIPPING!
2枚目:Bela Lugosi at Brian's Drive-In Theater
参考:映画 ベラ・ルゴシの 猿の怪人 - allcinemaThe Ape Man (1943) - IMDb最低映画館〜猿の怪人http://www.dmm.com/digital/cinema/-/detail/=/cid=5123holly405/モンスターパニック―超空想生物大百科