昨日で買ったDVD「キングコングの逆襲」を観ましたので、その事について書きます。


悪の科学者ドクター・フーは、手に入れれば世界征服が可能というエレメントXを探そうとしていた。
早速それがある北極へ行き、マダム・ピラニアの協力を得て開発したゴリラ型の巨大ロボット、メカニコングを使ってエレメントXを掘り出そうとするが、メカニコングは周りの磁気の影響で動けなくなってしまい、その場に倒れてしまった。
そこでフーは本物のキングコングを捕まえて、採掘をやらせる為に催眠術をかけるが、思った以上に術が早く解けてしまった。
諦めきれないフーは、今度はコングと仲が良いカール・ネルソン、野村次郎、スーザン・ワトソンの3人を捕まえて、コングにエレメントXを手に入れるように命じよと脅迫するが、彼らはそれを断固拒否するのだった。
こうしている内にコングは隙を見て自力で脱出し、ネルソン達もマダムの活躍によって、脱出に成功した。
逃げたコングを捕まえる為に、フーはもう1体のメカニコングを出動させ、その後を追うが…。


前作「キングコング対ゴジラ」と同様、日本の東宝によって作られたキング・コングシリーズ第4弾。
映画自体の評価はここここで書きましたので、もう詳しくは書きません。
それと分かっている方が多いと思いますが、「キングコングの逆襲」といったら、キングコングとメカニコングが北極で戦っている写真や、ゴロザウルスが北極にいる写真、この3匹が3つ巴の戦いをしている写真が有名ですが、実際本編にこういうシーンは一切なく、ゴロザウルスはモンド島を舞台にした前半のシーンしか登場せず、コングとメカニコングの戦いが見られるのは、夜の東京を舞台にしたラストシーンのみです(始めて観た時は、何だか騙された気分になりましたが…)。
しかしこういう宣伝用の写真、つまりスチール写真というものは、これを見れば分かりますが、いかにも劇中にはなさそうな感じに出来ていますが(だがそこが良い)、思わず「これ劇中にあるシーンなのでは?」と思ってしまうスチール写真って、かなり珍しいと思います。
今現在発売されているDVDのパッケージには誤解を防ぐ為か、これらのスチール写真は殆ど使われておりません。
また改めて気付いた事ですが、アメリカ公開バージョンではラストシーンから、コングとメカニコングの足音がサンダとガイラの物が使用されていたのですが、オリジナル版には足音がなく、完全に無音でした。
これには驚いたのですが、ちょっとがっかりしましたね。
音がない為雰囲気が出ないというか、盛り上がりがないというか…、イマイチ迫力がない気がしました。



1枚目はKing Kong Escapes (1967) on Flickr - Photo Sharing!からで、2枚目の画像はCinema Strikes Back - Covering the World of Film » King Kong Escapes Everybody Loves Mecha-Kongから、3枚目はGorosaurusから。



オリジナル版の予告編もあったのですが、あえてアメリカ公開バージョンの予告編を貼りました。
僕は怪獣映画やモンスター映画の予告編は、欧米の方が好きだったりします。
最初にそういう映画の予告編を観たのが、欧米のモンスター映画が最初だったからというのもあるのですが、文字の出方やナレーションが凄く僕の好みというのもあります。
欧米の映画ではナレーションが妙に張り切ってるというか、テンションが高めなのですが、それが映画の雰囲気に凄く合っており、「この映画は面白いですよ!!みんなを楽しめたいんだ!!」という気持ちが、グングン伝わって来て、思わず「おぉっ!!」となってしまうのです。
あの巨大なカッパの怪獣が登場する「デス・カッパ」の予告編も、まさにこんな感じの作りになっており、思わず嬉しくなってしまいました!!
一応調べてみたのですが、このデス・カッパは日本の作品なのですが、資本は海外らしいので、こうなったのかもしれません。


それと少し編集した記事がありますので、もし良ければどうぞ→2009-05-31 やっておきたい事(笑)2009-05-23 怪獣vsロボットの歴史