ドナルド・マクドナルドについて

ドナルド・マクドナルド(本名はロナルド)は、言わずと知れたマクドナルドのマスコットキャラクターだ。
だが、なぜか今はネットの世界で、散々いじられているイメージが強い。それはどうしてなのか?
ネットで調べてみても、その理由はどこにも書かれていなかった。
まずドナルドは見ての通り、ピエロである。
ウィキペディアによると、ピエロは「顔は真っ白で哀愁を漂わせ、好きな人を殺してしまうことでしか愛情表現できないキャラクターが起源とされる。 奇抜な風貌の為に、ピエロに対して極端な恐怖心を持つ『道化恐怖症(ピエロ恐怖症)』も近年注目されつつある。スティーヴン・キング原作の小説・映画「IT イット」に登場する殺人鬼は道化師に扮しており、ピエロに恐怖を抱く少年の姿が描写されている。」というものであり、その事が関係しているのではないかと思うが、ドナルドネタでホラー物はあまりなく、単に奇抜だからという理由ではないかと思われる。
では、ドナルドがいじられるようになったのは、いつ頃か?
個人的な意見としては、「ランランルー」という台詞を発してからではないかと思う。
ランランルーはCMでドナルドが発した謎の言葉で、子供達からも質問があったが、
彼はこれに対して「ドナルドは嬉しくなると、ついやっちゃうんだ。みんなも一緒にやってみようよ」と言っているだけで、結局どういう意味なのかは一切不明。
この意味不明で、尚且つ独特の雰囲気から数多くのMADが作られるようになったが(ニコニコ動画YouTubeが誕生する前でも、ドナルドをネタにしたイラストや写真、おもしろフラッシュなどが複数存在していた)、
どれもこれも、ドナルド本来のイメージやキャラとかけ離れている物ばかりで、さらには「ランランルーとはドナルドの呪文で、各地で洗脳活動を行う際に必ず行う儀式である。」という分けの分からない設定まで誕生してしまった。
他にも「嬉しくなると、ついやっちゃうんだ。」の「やる」を「殺す」に置き換えた物まで存在する。つまり「嬉しくなると、つい殺っちゃうんだ」である。
ちゃんと意味を説明していれば、今ほど騒がれる事はなかったかもしれない。
今現在、公式サイトでこのCMは削除されているが、おそらく会社側がMADなどの影響で、
ドナルドのイメージが壊れる事を恐れ、ランランルーなかった事にしたいのではないかと思われる。
本来、子供達を楽しめる為に発したであろう言葉が、悪ふざけでネット利用者にネタにされるとは、何とも皮肉な話である。


参考:ウィキペディア道化師の項目ドナルドの項目)、ニコニコ動画 用語辞典 元ネタ集はてなダイアリー