今日は火曜日です。本来ならゼミの関係で遅くなってしまい、ブログを書く時間がないのですが、今日は思ったより早く終わりましたので書きます。

今日はクレヨンしんちゃんの劇中劇「超伝導カンタムロボ」の魅力を書きたいと思います。カンタムロボはしんちゃんが大好きなロボットアニメで、ネーミングはガンダム、デザインはマジンガーZを元にしたと思われます。ストーリーはシンプルで、地球侵略を企む悪の組織ミッドナイトの魔の手から、地球を守るためにカンタムが立ち向かうというものです。何ですけど、これがまた単なる勧善懲悪のヒーローではなく、実は非常に完成度の高い作品なのです。まずカンタムについてなんですが、実はミッドナイト軍のロボットであるにも関わらず、それを裏切ってヒーローになったのです。ここは初代仮面ライダーによく似ています。一方ミッドナイトについてですが、確かに悪役ではありますけど、これも悪役とは言い切れない存在なのです。何故なら彼らは自らの手で地球を破壊する人間を憎んでいて、人間がいなくなれば地球が平和になるという考えを持っているからです!!つまり己の正義に従っていると言えます。ではどうしてカンタムはそれを裏切ったのか?ミッドナイトは確かに地球の平和を願っています。何ですけどそのやり方は、人間をこの世から消してしまえという、実に暴力的なやり方で、カンタムはそれが気に入らなかったのです。そう、つまり互いの考えや価値観が違う事から、対立してしまったのです!!なのでカンタムと敵ロボの戦いは、そういう悲劇から起こってしまったわけであって、単なる憎しみ合いではないのです。ここは「デビルメイクライ3」によく似ています。それとカンタム自身も、結果的に自分を育ててくれた組織を裏切り、かつての同胞達を殺してきた事や、最終回での敵が全員自分の家族である事を知り、苦悩する姿が描かれております。とても劇中劇とは思えない面白さです。劇中劇でこんなに素晴らしい作品がありますか!?ここまで作りこまれている劇中劇は観た事がありません。カンタムロボは劇中劇一の最高傑作です!!


最終回に登場するミッドナイト5人衆です。おそらく元ネタは「強殖装甲ガイバー」に登場する、超獣化兵(ハイパーゾアノイド)5人衆ではないかと思います。それにしても、みんなデザインが良すぎる!!
画像はhttp://asame4.web.infoseek.co.jp/2movief259.jpgから。



見ての通り、カンタムロボのOPです。いかにもヒーローらしい主題歌も良いが、それ以上に良いのは敵ロボのデザイン!!非常にロボットらしいクラシックなデザインではあるものの、鉄人28号ジャイアントロボアイアンキングマジンガーZなどに登場する敵ロボみたいに、兵器というよりは怪獣やモンスターのような感じで描かれているのが、最大の魅力です!!これを作った方々はロボット物が何なのかを、よく分かっていらっしゃる(笑)。



カンタムの戦闘が見られるのはこれが最初です。何気にバトルが熱いなぁ(笑)。敵ロボのデザインが相変わらず良い!!



カンタムの兄・カイザムが登場します。この見事なダークヒーローっぷりがカッコ良すぎる!!石井康嗣さんの声が最高です!!(カンタムより好きかも!) 実の兄弟なのに、互いの考えや価値観が違う事から対立し、戦わなければならなくなった2人…。両者の中にある、己の正義が激しくぶつかり合う!!




これが最終回です。敵が全員自分の家族という事もあり、思うように戦えないカンタム。そして…。




音楽をゲッターロボに変えたMADムービーです。違和感がない所か、さらに魅力とカッコ良さがアップしており、影山ヒロノブさんの歌がさらに動画を盛り上げます!!余談になりますが、カンタムとシーラが合体した時の姿って、目がデフォルメされたガンダムにそっくりだな(笑)。


以上、今日はこんな所です。僕が言いたかった事、伝わったでしょうか?