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昨日はセブンネットで購入した、「メカゴジラの逆襲」を観ましたので、その事について書きます。
ていうか、ゴジラ映画観るの久しぶりだな（笑）。
もう何年ぶりだろ（笑）？
ゴジラによって破壊されたメカゴジラは、沖縄の海に沈んだ。
それから1年後、メカゴジラの残骸を調査をしていた潜水艦「あかつき号」が、「恐竜」という言葉を残して行方不明となる事件が発生した。
気になった一之瀬は、その恐竜チタノザウルスの発見者である真船博士の家へ行くが、その娘である桂が出て来て、「博士は死んだ」と言った。
だが博士は生きており、しかもブラックホール第3惑星人達と手を組み、かつて自分達を学会から追放した世の中に復讐しようとしていた。
地球侵略したいその欲望と、社会に対する復讐心を込め、地球を襲撃するメカゴジラとチタノザウルス。
ゴジラはこれを阻止する為に、メカゴジラ達に立ち向かうが、2対1という圧倒的に不利な状況であるが為に大苦戦し、生き埋めになってしまう。
ちょうどその頃、インターポールは真船博士の追跡を追い、遂に奴らのアジトを突き止めた。
一之瀬は真船邸へ向かい、桂を説得しようとするが…。
ゴジラとメカゴジラの因縁の戦いを描いた、「ゴジラ対メカゴジラ」の続編。
コミカルタッチな内容が続いたゴジラシリーズでしたが、本作では久々にぐっとシリアスになり、人間と機械の挟間で葛藤するサイボーグ少女・桂や、そんな彼女を好きになった主人公・一之瀬、そして社会に復讐する為に恐竜を使う真船博士など、全体的に暗くて重々しい人間ドラマが描かれています。
僕は70年代のゴジラ映画は、完全にお子様向け・ストーリーがつまらん・ただの怪獣プロレス映画になっているなど、どうも好きになれないのですが、これはそういう部分がない為、結構好きだったりします。
やっぱりゴジラは、シリアスな方が良いです。
伊福部昭さんの音楽も、映画の雰囲気にぴったり合っており、こちらも文句ありません。
またこの映画では「どうしてゴジラなどの怪獣が、当たり前に存在している世界で、恐竜を見つけただけで狂人扱いされるのか？」という疑問が話題になりますが、これは本編をちゃんと観れば分かりますが、「恐竜を見つけた」というのではなく、他の生物をまるでラジコンや今のゲームキャラみたいに、意のままに操るという行為が批判されています。
実際劇中でも「私は今でも、このやり方に反対だ」みたいな台詞が出てきましたからね。
でも皮肉な事に、これと同じような事が実際行われた事があります。
テレビを観た時、ロボマウスというのが出てきたのですが、それはランドセルのような機械を背負った生きた白いネズミが、プレイステーションのようなコントローラーで、意のままに操られるという物でした。
もしこれが本当だったら、人間は神の領域に踏み込んだ事になるでしょうか？
まぁそれはともかく、公開当時は殆ど話題にならなかったり、映画自体もヒットしなかったなど、何かと不運な作品ではありますが、中々面白い作品なので、未見の方は是非どうぞ。
1枚目はAn Eternal Thought in the Mind of Godzillaからで、2枚目はヘボイjpgですいませんから。
スタッフ
本編
製作：田中友幸、西野一夫
脚本：高山由紀子
音楽：伊福部昭
撮影監督：富岡素敬
美術：本多好文
録音：矢野口文雄
照明：高島利雄
編集：黒岩義民
チーフ助監督：山下賢章
製作担当者：篠田啓助
スチール：田中一清
音響効果：三縄一郎
録音制作：東宝録音センター
音響効果制作：東宝効果集団
現像：東京現像所
制作：東宝映像株式会社
プロデューサー：所健二
監督：本多猪四郎
特殊技術
特技監督：中野昭慶
美術：青木利郎、小村完
メカゴジラII担当造形チーフ：安丸信行
チタノザウルス担当造形チーフ：村瀬継蔵
繰演：松本光司
特殊効果：渡辺忠昭
助監督：田淵吉男（チーフ）
美術助手：井口昭彦
造形助手：小林知巳
特殊視覚効果
合成：三瓶一信
光学撮影：真野田嘉一
光学作画：石井義雄
キャスト
一之瀬明：佐々木勝彦
真船桂：藍とも子
山本ユリ：麻里とも恵
村越二郎：内田勝正
若山勇一：六本木真
田川：中丸忠雄
太田：富田浩太郎
草刈：大門正明
侵略部隊員：鈴木和夫
艇長：守田比呂也
艇員：鈴木治夫
漁師：小川安三
漁師の女房：東静子
防衛隊幹部：熊谷卓三※ノンクレジット
街の少年：梅津昭典※ノンクレジット
真船家の老人：沢村いき雄
防衛隊司令：佐原健二
津田副官：伊吹徹
ムガール隊長：睦五郎
真船博士：平田昭彦
メカゴジラII：森一成
チタノザウルス：二家本辰巳
ゴジラ：河合徹
※登場怪獣ではゴジラの名前が一番上に書いてありますが、この映画ははっきり言ってゴジラは主役ではなく、タイトルやストーリーの通り、メカゴジラとチタノザウルスが主役なので、わざと彼らの名前を上に書きました。
それに本作では、ゴジラはあまり出番ないし、若干影薄いし…。
動画もありますので、もし良ければどうぞ↓
オープニングはゴジラとメカゴジラの因縁を表現する為、前作のバトルシーンを流用していますが、実はここでキングシーサーが、ほんの少しだけ写っているシーンがあったりします。
参考はメカゴジラの逆襲 - Wikipedia、メカゴジラの逆襲 ちゅーまー天国。
