今日は光を持つ者さんのオススメで、借りた「日本のいちばん長い日」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
昭和20年8月6日と9日に原爆投下、8日にはソ連参戦と、追い詰められた日本はついにポツダム宣言の受諾を決定した。しかし、あくまでも徹底抗戦を叫ぶ一部の軍人たちは、8月15日正午に流される玉音放送を阻止すべくクーデターを計画。かくして終戦までの24時間、日本のいちばん長い日の幕が開ける!


解説&感想
この映画で言える事は、まさに対立だと思います。
同じ日本人同士なのに、戦争をやめる側と続ける側にぴったりと別れてしまい、戦うハメになってしまったのですから…。
こう思うと、戦争は敵国だけでなく、母国にもいると言わざるを得ません。
出ている役者も、三船敏郎さんや山村聰さんといった名優達は勿論(2人の山本五十六役者の共演だ!!)、土屋嘉男さんや久保明さん、伊吹徹さん、小泉博さんといった、ゴジラウルトラマンなどですっかり御馴染みの役者達も多数出演しており、まさにオールスターと言える非常に豪華な作品になっています。
また個人的な話になりますが、この映画で一番驚いたのは、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」や「キングコングの逆襲」などの怪獣映画で、スーツアクターをやっていた関田裕さんが、素顔で出演していた事だったりします。まあ何処で出ていたのかは、全然分かりませんでしたが(笑)。
ところで一番気になっている事ですが、本作でチョイ役で出ているゼロ戦は、ハリボテでしょうか?それとも本物でしょうか?
日本の戦争映画(または航空映画)といいますと、本物が現存していない事もあって、全てミニチュアの模型を使うのが当たり前ですが、本作のゼロ戦ではそういうオモチャ臭さが一切ありません。なので飛び立つシーンでは、映像の質が少し違っていた事もあり、記録映像からの流用だと思いますが、それ以外の部分では多分ハリボテなのかもしれません。


スタッフ
監督:岡本喜八
製作:藤本真澄田中友幸
原作:大宅壮一
脚本:橋本忍
撮影:村井博
音楽:佐藤勝


キャスト
阿南陸軍大臣三船敏郎
鈴木総理:笠智衆
米内海軍大臣山村聡
畑中少佐:黒沢年男
椎崎中佐:中丸忠雄
ナレーション:仲代達矢


予告編です→デイリーモーション - 【予告篇】日本の一番長い日 - 映画& TV 動画


1枚目は日本のいちばん長い日 −SummaArs 藝術大全からで(参考にも使った)、2枚目は星空シアター 日本のいちばん長い日から。

参考:日本のいちばん長い日日本のいちばん長い日 - Wikipedia