今日もいつものように、ウル魔オリジナル怪獣とそのストーリーを書きます。
ちなみに今回の絵は、今年になってから描いたものです。


ハルケギニアの何処かに、ある魔法使いがいた。
その魔法使いは色んな生物を自由に創造出来る力を持っていた為、その力を使ってモンスターを創造し、それを見世物にして金儲けの道具にしようと企んでいた。
その怪物はステージで見世物にされる事になったが、当然脱走して街中が大騒ぎとなる。
だがそれを見ていたヤプールによって捕まってしまい、とうとうその怪物と魔法使いは合体してしまった…。
バアルと名付けられたその超獣は、ハルケギニアで猛威を振るう。
才人とルイズはウルトラマンエースに変身し、バアルに戦いを挑む。
両者の戦いは激しく続いたが、遂にエースがバアルに止めを刺した。
ヤプールの計画はまたしても失敗したと同時に、命を弄んだ魔法使いの生涯はあっけなく終わったのだった。




バアル

改造前




狂気の魔法使いが生んだ人工生命体で、人間・トカゲ・猫・蜘蛛・サソリのキメラ。
人間の頭の部分は、その魔法使いの妻のものであり、彼の実験の為に殺された哀れな被害者である。
ステージで見世物にされるが、当然脱走し街中を騒がすが、ヤプールに捕まってしまい、生みの親であるその魔法使いと合体してしまう…。
モデルは悪魔のバアルであり、名前もそこから取りました。




改造後



ヤプールによって、その魔法使いとバアルが合体した姿。
前よりも体が大きくなり、さらにその魔法使いの頭が追加された為に、合計で頭が4つとなった。


改造前と違い、最初からこうしよう!!という考えがありませんでしたので、この形にするのに少し時間が掛かりました。
下半身は人間が元になっていますが、今思うとこれは失敗だったかな…?
もっと超獣や怪獣らしいものにすれば良かったかなと思っています。
これでは何だかマヌケだ…。
エースに倒される時はどうするかは、まだ考えておりません。




それと話が変わりますが、今日で「ウルトラマンになった男」を読み終わりました。
古谷敏さんがウルトラマンを演じていたけど、その撮影があまりにも過酷で何度もやめたいと思った時、たまたまバスで一緒になった子供達の話を聞いて元気付けられる事や、ウルトラマンのあのファイティングポーズの元ネタは、古谷さんの憧れのスターであるジェームズ・ディーンである事など、実に興味深い話を知る事が出来て、大変面白かったです!!
また初代ウルトラマンでは後のシリーズと異なり、怪獣を単なる死んで同然の扱いと描くのではなく、主人公達が哀れんだり同情したり、怪獣を殺さないエピソードがありますが、あれは古谷さんの希望によるものらしいです。
古谷さんは虫や犬を殺すのが嫌いな優しい性格だったので、脚本家の金城哲夫さんに「最近怪獣を殺すのが嫌になってきました。たまには殺さないで宇宙へ帰してやりたい。そんなやさしいウルトラマンがいてもいいじゃないですか」と言ったそうです。
ジャミラ戦の時も元が人間であるが為に抵抗を感じてやる気が出なくて、40年以上も経った今でも見るのが辛かったそうです。
優しい性格の古谷さんだったからこそ、ウルトラマンは単なる怪獣や侵略者を倒すだけのヒーローで終わらず、人間味溢れてみんなに愛されるヒーローになったのではないかと思います。
つまりウルトラマンを育成したのは、古谷敏さんと言っても過言ではありませんね。
もし古谷さん以外の俳優が演じていたら、今とまったく違うウルトラマンになっていたかもしれません。
他に印象に残った部分と言いましたら、古谷さんの祖母(おばあばと呼んでいたらしい)が古谷さんを励ます時に「仕事中はどんなに苦しくても、つらくても、一緒に働いている人達に嫌な思いをさせてはいけないよ。
楽しくやらないとね、いいものはできないよ。嫌なことがあっても、顔に出したり、態度に出したり、人にあたったり、物にあたったり、大きな声を出したりしては、絶対にだめだよ。
どんなに苦しくても、笑顔でいつもいるようにね、それが一番いいことなんだよ。」と言った事ですね。
良い社会勉強になりました。こういう事を知っているか知らないかで、随分違いと思います。
それと下の写真が「ウルトラマンになった男」にある写真の一部です。
見づらい所だらけですいません…↓



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という事で、今回はこれで終わりたいと思います。
ゆっくりしていってね!!!